成長して“スピードフォルム”に進化 適性マッチする関屋記念で2つ目のタイトルへ
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が5日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。11日(日)に新潟競馬場で行われる関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】プレサージュリフトこれまでの軌跡 田井氏は「関屋記念はスピード能力の高い馬体を探すことが的中への近道」と説き、プレサージュリフト(牝5、美浦・木村哲也厩舎)を真っ先に挙げた。「加齢とともにスピード能力に磨きがかかっている」と解説。「昨年の東京新聞杯時の馬体写真とはまるで別馬」「筋肉の質、量ともに格段にレベルアップしている」と絶賛した。臀部の筋肉や胴体、首もたくましく成長して「スピードフォルムになった」と表現。母シュプリームギフトはスプリント重賞で活躍、姉オールアットワンスはアイビスSDで2勝という点から、「この変化は血統背景からも説明が付きます」と述べた。 続けて「京都牝馬Sでは、1400mでも難なく先行できており、新潟マイルでもスピード負けすることはない」ときっぱり。「木村厩舎らしく毛ヅヤは美しく、血管もはっきり浮かび上がるほどに皮膚が洗練されている」と状態面からも太鼓判を押した。今回は3歳時のクイーンCに続く重賞制覇がかかる一戦。「前走同様に馬体を大きく見せて雄大にパドックを周回していれば、大きく崩れるシーンは想像しにくい」と期待をかけた。