金融庁×吉本興業で異色コラボも? イチから分かる!新制度になるNISAって結局なに?
■投資にはリスクも!!気をつけるべきことは。
しかし、こうした投資をする上で避けて通れないのが“元本割れ”、つまり投資した当初の金額を下回って損をしてしまう、などのリスクだ。思うように資産形成がいかない場合も当然ある。 金融庁は、リスクをできるだけ下げるための原則として、(1)長期(2)積立(3)分散、をあげる。長い期間、積み立てて投資することで、「高い時に買ってしまった、安い時に売ってしまった」など1回の“ぶれ”を軽減して、全体として利益を得られる可能性を高くする。また、多くの銘柄に分けて投資することで、仮に1つ企業が倒産するなどの最悪の事態がおこっても、ほかの銘柄でカバーができるとしている。 吉本興業と金融庁のイベントで解説をした、日本証券業協会の川口由美氏は、「お金と切り離して生活をしている方はいない、必ず資産形成は自分にとって大事なこととなる」と話す。 新NISAをきっかけに資産形成への理解を広め、「貯蓄から投資へ」を実現することができるのか。投資の可能性と、避けられないリスク、どちらも正しい理解が求められている。