錦織圭・大坂なおみ 揃って決勝進出、シーズン開幕戦で日本勢が大活躍<テニス>
中国銀行・香港・テニスオープン/ASBクラシック
テニスの2025年シーズン開幕戦である男子の中国銀行・香港・テニスオープン(中国/香港、ハード、ATP250)と女子のASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)は4日、シングルス準決勝が行われ、日本の錦織圭と大坂なおみが揃って決勝進出を果たした。 【錦織圭vsミュレール 決勝 1ポイント速報】 35歳で元世界ランク4位の錦織は昨年3月に負傷から復帰を果たすと、11月のHPPオープン(フィンランド/ヘルシンキ、室内ハード、ATPチャレンジャー)で約1年5ヵ月ぶりに公式戦でタイトルを獲得し、2024年シーズンを締めくくった。 そして、世界ランク106位として2025年シーズンを迎えると、開幕戦の中国銀行・香港・テニスオープンに出場。1回戦で同56位のD・シャポバロフ(カナダ)、2回戦で第3シードのK・ハチャノフ、準々決勝で同49位のC・ノリー(イギリス)下し準決勝に進出した。 この日の準決勝で、錦織は世界ランク50位のシャン・ジュンチェン(中国)と顔を合わせたが、錦織から4-3の時点でシャンが体調不良で棄権。錦織のツアー大会約6年ぶりの決勝進出が決まった。 一方、女子では27歳で元世界ランク1位の大坂がASBクラシックに出場。大坂は2023年に娘を出産し、昨年ツアー復帰を果たすと、安定した成績を残し、世界ランキングなしから世界ランク57位まで順位を上げ、2025年シーズンを迎えた。 大坂は同大会の1回戦で予選勝者で世界ランク220位のL・グルシュコ(イスラエル)、2回戦で同470位のJ・グラバー(オーストリア)、準々決勝で同92位のH・バプティスト(アメリカ)を下し4強入りすると、この日の準決勝では同82位のA・パークス(アメリカ)を6-4, 6-2のストレートで下し、ツアー大会で約2年9ヵ月ぶりの決勝進出を果たすとともに、出産後初のツアー優勝に王手をかけた。 近年ツアーを離脱していた日本の男女両エースが2025年の開幕戦から復活の狼煙を上げている。 さらに、同日にはツアー下部大会でも男女の日本人選手が活躍。 男子のBNCテニスオープン(ニューカレドニア/ヌメア、ハード、ATPチャレンジャー)では、21歳で世界ランク235位の望月慎太郎が約1年9ヵ月ぶり2度目のチャレンジャー大会制覇を達成しており、女子ではワークデイ キャンベラ国際(オーストラリア/キャンベラ、ハード、WTA125)で、20歳で世界ランク126位の伊藤あおいがWTA125の大会で初優勝を飾っている。 2025年シーズンは開幕から日本人選手が大きな活躍を見せている。
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