阪神ドラ3木下 伝説助っ人「メッセ魂」胸に 「なるはや」で開幕投手奪い取る
阪神のドラフト3位・木下は、「メッセ魂」を胸に「なるはや(なるべく早く)」で開幕投手の座を奪い取る。背番号は10年から19年までの10シーズンにわたってメッセンジャーがつけた「54」に決定。5年連続を含む6度(13、15~19年)の「開幕」を託された伝説の助っ人にならい、栄えあるマウンドへ挑戦する。 「(メッセンジャーは)本当に阪神を代表する投手。目標とするところはそこ(開幕)にあるので、そこを目指して頑張っていく」 猛虎の「54」を木下カラーに染める。投手ならば10、20番台の若いナンバーが好まれそうだが、「番号にこだわりはない」ときっぱり。「これ(54)が木下の番号だと言ってもらえるように、やっていけばいい」と野望を口にした。 会見で藤川監督から「剛腕」と評された最速156キロ右腕。さらなる球速更新へも意欲を見せ「160キロ、その先は日本最速を目指したい」。カーディーラーらしく、1年目からアクセル全開でサクセスロードを突っ走る。 (八木 勇磨)