関電・八木会長と岩根社長が辞任会見(全文4)国会の要請があれば真摯に対応
今も吉田開発との契約は問題ないと考えているのか
朝日放送テレビ:ABCテレビの木原と申します。2日の会見の時点で、吉田開発との契約に関しては問題はないという認識を示されておりましたけれども、それ以降に吉田開発から直接、関電の幹部社員に金品が渡っていることが明らかになりましたけれども、それでもなお、今でも契約に問題はないとお考えなんでしょうか。 岩根:吉田開発につきましてさまざま、吉田開発、金品の受領につきましては、やはりそれぞれの状況に応じ、いかにどういう状況下で受領したのかとか、どういう返還をしたのかとか、どういう背景があったのかとか、全て個々の状況によって異なってくると思いますので、その状況、状況に応じて、やはりこれは第三者委員会の方にご判断いただきたいというふうに思ってございます。 この前の調査報告書にもございましたとおり、発注プロセス、発注価格は適正なものと評価されておりますが、こうしたものについてももう一度、第三者委員会のほうでご評価されるというふうに思っております。 朝日放送テレビ:契約業者から金品を受け取ることも第三者委員会に評価してもらわないといけないんですか。関電ではそれは儀礼の範囲内として許されているんですか。 岩根:当然のことながら、われわれとして今回、何が悪かったか、何が課題であったかという自主的な調査を行い、可能な限りわれわれ自身も改善していくというか、浄化していくようなことは今後ともやっていく必要があると思いますが、やはり本件は全体としての全貌、背景がどうなったかという中で1人1人の金品の受領がどうであったかということも含めた評価が必要となってまいりますので、われわれとして当然、浄化できるところ、改善できるところということはわれわれ自身でやってまいりますけども、個々の授受の状況等も含めて、全体としてどういう問題があったかということをぜひ第三者委員会の先生方に見ていただきたいというふうに考えてございます。