選挙支援をアテにできない自民“カルト議員”は壊滅状態…萩生田帝国の崩壊も秒読み
反日カルト集団の旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着、金権腐敗をあらわにした裏金事件。自民党の宿痾がモロ出しになって以降、初の国政選挙となった衆院選(27日投開票)で関係議員は軒並み落選危機に瀕している。とりわけ、教団が提供する無償のマンパワーに頼ってきた面々の多くは選挙に強くない。カルト議員も壊滅寸前だ。 【写真】安倍新内閣はまるで“カルト内閣”…旧統一教会がらみ12人、日本会議系も12人 党本部が2022年9月に公表した点検結果により、選挙で統一教会のボランティア支援を受けたことが判明している候補者は〈別表〉の通りだ。報道各社などの情勢調査によると、優勢なのは5選を狙う世襲の田野瀬太道前議員くらい。残りの面々はせいぜい互角、ほぼ追う展開だ。悪魔のささやきを拒めるかが試される。 裏金づくりに手を染めた輩は比例代表の重複立候補が認められず、選挙区で負ければタダの人。その象徴と言えるのが、旧安倍派幹部「5人衆」の筆頭格で、非公認となった萩生田光一元政調会長だ。対抗は、統一教会問題の追及で知られる立憲民主党の有田芳生元参院議員。連日の猛攻により、安倍最側近をかさに着て築き上げた「萩生田帝国」は崩壊寸前だという。 「有田陣営は〈ここまで手応えのある選挙戦は経験したことがない〉と大盛り上がり。投開票まで残り4日。完全勝利に向けて総仕上げに取りかかっています」(立憲関係者) 点検結果の公表以降、教団との深い関わりが判明した候補者もいる。3週間ほど前に初入閣した牧原秀樹法相(埼玉5区)と、旧統一教会に対する解散命令を請求した盛山正仁前文科相(兵庫1区)だ。ともに、3年前の選挙でボランティア支援を受け、比例復活で辛うじてバッジを守った。命綱が機能するか、見ものだ。 ◇ ◇ ◇ 自民党が重点区に定めたとされる選挙区のリストが政界に出回っているという。接戦なのに“リスト”に載っていなかった選挙区の陣営からは、『見捨てられたのか』との声があがっているとか。●関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。