原英莉花、竹田麗央、桑木志帆などの女子プロ応援団を直撃。その多くは‟孫思い”メンタル?
女子ツアーでは、選手の名前をプリントしたタオルやノボリを持った“応援団”があちこちに。そんな彼らに「スタンレーレディスホンダ」で直撃してみた。 ドライバーショットを放つ原英莉花【連続写真13枚】
最終日、スタートホールのティーイングエリア脇には大漁旗のような横断幕が4本も。原英莉花の応援をしていた一人に話を聞いた。 「新人戦で勝った頃からのファンです。原選手の応援ページで呼びかけ、今では2万人を超えています。JLPGAにもギャラリーの観戦の迷惑にならないようにするとして許可をもらっています。青木瀬令奈選手や小祝さくら選手の応援グループとも仲がよく、ルールを守ろうという点で意識は共有しています」(西村健志さん)。 試合終了後、米女子ツアーへ参戦するためのQT(2次予選)へ向けて渡米する原へのエールをハウス前で行っていた。
今をときめく竹田麗央のタオルを掲げるカップルにも声をかけた。契約先の企業グループ社員で、「社員同士の共感と士気を高めるためのツールだと思っています」。 桑木志帆の名をプリントしたTシャツ軍団も目立った。「約2500人の後援会会員がいます。昨年の今大会は予選落ちしたので、今年は頑張ってほしいと雨のなか応援しましたが、その甲斐あってか7位タイと奮闘してくれました」(富士宮市から駆け付けた後援会会員) 河本結の応援グループは赤いTシャツ姿で小さなノボリをリュックに飾り、20人ほどでタオルを振っていた。60人ほど会員がいてツアーを巡っているというが、「試合中は奮闘ぶりを顔に出すこともあるが、普段は明るく優しいのが魅力」と口々にいう。 優勝した佐藤心結の名前入りタオルを持った一人は、「テレビで見て『いい娘さんだな』と。ただプレッシャーに弱そうで、つい応援したくなってね」。 今回話を聞いた人たちは、ほとんどが初老から後期高齢者と思われる年齢だった。女子プロ人気は、孫を持つ世代にも支えられているということだろうか。 PHOTO/Hiroaki Arihara ※週刊ゴルフダイジェスト10月29日号バックナインより
週刊ゴルフダイジェスト