活動終了迫るソニー仙台FC…ラスト2試合へ在籍6年の平田健人「JFL各クラブのサポーターに感謝」「記憶に残るよう良い形で終わりたい」
ソニー仙台FCのMF平田健人が今季ラスト2試合、クラブ最後の2試合へ意気込んだ。 10日、日本フットボールリーグ(JFL)第28節の高知ユナイテッドSCvsソニー仙台FCが行われ、1-1のドロー決着。ソニーは35分に速攻からFW山田晋平が先制点も、82分の被弾で追いつかれ、敵地で勝ち点1にとどまった。 【画像】JFL高知の佐々木敦河&瀬尾純基から古巣・ソニー仙台FCへメッセージ「ソニー魂を胸に生きていきます」 腕章を巻いてフル出場のMF平田は「勝ちたかったですけど、最後はJを目指す高知さんの執念に呑まれたというか。ただ、残念な結果ですけど、トータルでみれば、そんなに悪い試合ではなかったです」と90分間を総括する。 ご存知の方も多い通り、今季限りでJFLを退会、クラブとしての活動も終えるソニー。JFL在籍27年、2015年王者…長らくサッカーファンに親しまれてきたソニー仙台FCの名を冠して戦う公式戦は、いよいよ残り2試合に。 「チームの雰囲気はいつもと変わらないですね。今後のこととか、各々が色々考えている時期ですが、全員が週末の試合に向けて集中して取り組むのは、以前と同じです」 次節は、アウェイで横河武蔵野FCと。 「とにかく一戦必勝で。東京は(ソニー)本社もありますし、たくさんのソニー関係者の方々が観に来てくれると思います。ソニー仙台FCのプライドを持ってしっかり戦いたいですね」 平田自身に目を向ければ、大阪体育大学から2019年にソニーへ入団し、今季が在籍6年目。誉れ高きソニー仙台FCの一員として、昨季はJFLベストイレブンに選出されている。 「このクラブに大きな愛着がありますし、ソニーという大きな会社に支えられて、素晴らしい環境でサッカーをさせてもらった…本当にかけがえのない時間を過ごさせてもらいました」 「残り2試合、少しでも会社に恩返しできれば。ファンの方々も、長い歴史でみればここ数年でソニーを応援し始めたという方がいて、ずっと応援してくださっている方もいます」 活動終了を発表後は、対戦相手のクラブから敬意に満ちた対応があり、相手サポーターからも「今までありがとう」と横断幕が掲げられる。 「嬉しいですね。ソニー仙台OBの方々が培ってきた歴史を感じます」 「OBの方々の頑張りがあったからこそ、相手チームのサポーターからも愛されたんだと思いますし、OBへの感謝もそうですが、JFL各クラブのサポーターの方々にも感謝しています」 「本当にたくさんの方々に支えられてサッカーをやってこれたわけですし、ソニー仙台FCというチームの記憶を残したい。とにかく良い形で終わりたいですね。最後まで僕たちを応援していただけると嬉しいです」 ◆JFL第29節 2024年11月16日(土) 13:00KO 横河武蔵野FC vs ソニー仙台FC 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 ◆JFL第30節(最終節/ソニーのクラブ最終戦) 2024年11月24日(日) 13:00KO ソニー仙台FC vs 栃木シティ みやぎ生協めぐみ野サッカー場Bグラウンド
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