「電気ケトル」と「やかん」で「コスパ」が優れているのはどっち? お湯を沸かすために必要な「電気代」と「ガス代」を比較!
光熱費はどう変わる?
次に電気ケトルとやかんにかかる電気代とガス代の光熱費を比較します。電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会による1kWhあたり31円で計算しています。 ■電気ケトルの電気代 今回は、電気ケトルの消費電力を1250w、満水で1リットル、お湯が沸くまでの時間を5分と仮定します。この場合、電気ケトルでお湯沸かす際にかかる電気代は、1.25kWh×0.083時間×31円=約3円となります。これを基に計算すると、1日1回沸かした場合、1ヶ月の電気代は3円×30日=約90円、年間だと約1080円となります。 ■やかんのガス代 やかんで1リットルのお湯を沸かす場合、3分~5分程度かかるといわれています。 今回は出力量を4.2kW、ガスの発熱量45MJ、ガス料金は東京ガスのガス料金表を参考に130.46円、お湯が沸くまでの時間は3分と仮定し計算します。この場合、4.2kW×3.6MJ×0.05時間÷45MJ×130.46円=約2円となり、1日1回沸かす計算だと、1ヶ月で2円×30日=約60円、年間で約720円となります。
安く抑えたいならやかんがおすすめ
今回の計算では、電気ケトルとやかんでは、年間でかかる費用に薬360円の差がでることが分かりました。ただし、使う商品や契約している電気会社などによっても異なる可能性があるため一概にはいえません。 早くお湯を沸かしたいときは電気ケトル、一度にたくさん沸かしたいときはやかんなど、そのときの目的に合わせて両者を使い分けるのもよいでしょう。 出典 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 東京ガス ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部