年間20億個以上も売れている!秒で準備できるアメリカの大人気朝ごはんPop Tartsって?
【ワッキーウッキーのアメリカトレンドレポ】アメリカ在住歴24年のクックパッドアンバサダー・ワッキーウッキーさんがシカゴより最新トレンドをレポート!アメリカで流行っている食材や、日本でもお馴染みのアノ商品の意外な一面などを現地からお届けします。今回は、ベジタリアン先進国・アメリカで見つけた驚きの代用食品についてご紹介します。 ◇ ◇ ◇
日本の朝食といえば、白米に味噌汁、卵焼きなどの和食や、トーストにジャム、ヨーグルトなどの洋食が一般的ですよね。アメリカ家庭の朝食で一般的なのはシリアルにミルクをかけるスタイルで、家には複数種類のシリアルが常備してあることも多いです。 ですが、実はアメリカには、日本では想像もつかないような食べ物が朝食として大人気なんです。
その名は、Pop Tarts(ポップタルト)。 1963年の発売以来、60年以上に渡ってアメリカで愛され続けているロングラン商品です。
どう見てもこれはお菓子では……? アメリカの驚きの朝食「Pop Tarts」
Pop Tartsは、長方形のタルト生地の中にクリームやジャムなどがサンドイッチされている商品。タルト生地の上にはフロストといわれるアイシングクリームが塗ってあります。
……はい、ご想像の通り、とっても甘いです。これぞ、ザ・アメリカンな甘さ!日本人的感覚だと、「これは絶対にお菓子!」という気持ちになります。朝からこれを食べたら何だか気分がハイになってしまいそうな甘さ。日本人が食べたら、塩気の効いた物が食べたくなること間違いなしです。 Pop Tartsは、日本でも有名なケロッグ社の会長ウィリアム・E・ラモート氏が、「おいしい朝食を、持ち運びやすくトースターでも焼ける長方形の食べ物で作りたい!」という野望を持ち続け、ジャムを使った独創的なアイディアで生み出した商品。※1 その人気は確固たるもので、2023年10月にはアメリカで約9億7,800万ドル(約1,500億円11月12日付1ドル153円)の売上を打ち出しており、その人気のほどがうかがえます。※2 発売当初は、ストロベリー、ブルーベリー、アップルカラント、ブラウンシュガーの4種類のフレーバー展開でしたが、現在では30種類以上のフレーバーが!過去の物も含めると、なんと100種類以上が世に出ています。