「生きているハチ公」の“意外すぎる姿”をナマで見た…!「都知事選出馬」ドクター・中松氏が明かした、驚愕の「発明半生」
ついに明かされた「長寿の秘訣」
中松氏曰く、これまで発明した数は3904件。「1093の発明をしたと言われるエジソンの3倍以上」と本人は豪語する。現在90代ながら、若いときよりも発明が生まれるスピードは速まっているという。 まさに理想的な長寿。秘訣は何なのか。 「人間には大事な3要素があります。ひとつが頭。つまりコンピューターですね。きちんと頭を働かせないとすぐに錆びつきます。僕は毎日発明のことを考えているのでその心配はいりません。 もうひとつが体。いまも週2回はジムに通い、1~2時間かけて全身の筋トレをしています。プールでも8キロくらい泳いでいますね。 そして最後がサイエンティックフーディーズです。これは頭と体に良い食べ物のこと。僕は自らの食事を35年に渡って撮影し続け、体の変化を詳細に分析しました。その功績が認められて、2005年にはイグノーベル賞(栄養学賞)も受賞している。 この研究を発展させて、食材の栄養素を高める調理法を僕は発明したんです。まさに長寿を実現する発明と言ってもいい」 ちなみに具体的な調理法について質問を重ねたが、取材では聞くことが叶わなかった。 とはいえ、中松氏が95歳とは思えないほどエネルギッシュなのは間違いない。取材中の受け答えも何ら問題なく、昔の出来事を聞いても澱みなく答える。 しかし、これまで危機的な状況がなかったわけではない。現在は寛解しているが2013年には前立腺導管がんを宣告され、今年1月には心筋梗塞のため緊急入院を余儀なくされた。 さすがに死が近づいてきているのではないか――。 すると、中松氏は手を大きく横に振った。 「自分が死ぬなんて考えたこともないですよ。僕の理論によれば、人間は144歳まで生きる可能性がある。 ただ当面は119歳まで生きるのが目標です。世界一の長寿は118歳で亡くなったので、少なくともその記録は超えたい。やりたいことも山のようにあります。まだ死ねませんよ」 日本の発明王、ドクター・中松の人生はこれからも続く。 ―――― つづく記事『「もう都知事選には出ないよ」…マック赤坂「不出馬宣言」の「深刻な理由」』では、表舞台から姿を消してしまったあの名物候補者の“意外ないま”に迫ります。
週刊現代(講談社)