【沖縄料理レシピ】塩漬けしたからし菜を油で炒めた「チキナーチャンプルー」 辛み和らぎ食べやすく
沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 【動画あり】年中食べられる定番おかず キャベツの油炒め「タマナーチャンプルー」
「チキナー」とはからし菜を塩漬けしたもの。それを油で炒める「チキナーチャンプルー」は、からし菜の辛みが和らぎ、まろやかな味に仕上がります。チキナーのシャッキとした食感も楽しんで。(松本料理学院講師・仲村公子)
材料(5人分)調理目安時間15分(漬ける時間は除く)
チキナー(からし菜の塩漬け)…1束(450g) 塩…適量 豚三枚肉…100g 豆腐…1/3丁 削りカツオ…13g 油…大さじ3~4 しょうゆ…少々
作り方
1 からし菜は洗って塩漬けにし、漬け菜をつくる。 ※からし菜に塩をなじませるように手押し=写真=し、材料の準備などの合間に3~4回繰り返して漬け込む。
2 チキナー(漬け菜)は洗って1~2センチの長さに切る=写真。
3 豚三枚肉はゆでて、短冊切りにする。 4 豆腐は手でちぎって水気を取っておく。
5 鍋に大さじ2の油を熱し、豆腐を入れて焼き目をつけて=写真=取り出しておく。
6 5の鍋に大さじ1~2の油を足し、豚三枚肉、チキナーを入れて炒め、3の豆腐と削りカツオを加える。 7 チキナーの塩味を確かめてから、塩の分量を加減する。
8 しょうゆは香りをつける程度に鍋肌から入れて、仕上げる=写真。
料理を作ってくれたのはこちら
「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。
問い合わせ
松本料理学院 沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763 琉球styleまつもと 電話=098-917-2841 ホームページ https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/