2世歌手・黒木じゅん「めざせ紅白出場」亡き父も果たせなかった夢を今年こそ
THE PAGE
今年、5月にデビュー28周年を迎える歌手・黒木じゅんが、新年早々、「今年こそ、本気で紅白出場をめざす」と意見表明をした。 黒木はキャリアが長いわりには知名度はいまひとつ。年配の方は、1968年の大ヒット曲「霧にむせぶ夜」を歌った故・黒木憲さんの息子といえばピンとくるかもしれない。91年にデビュー曲「やせがまん」で第33回日本レコード大賞最優秀新人賞をはじめ、その他の新人賞を13タイトルを受賞するものの、「これぞ!」というインパクトは残せぬまま、今に至っている。 一見、華やかな「歌手」という職業だが、黒木の活動はとにかく「地道」そのものだ。絶対の自信を誇る歌声を武器に、売れようが売れまいが応援してくれる人たちに支えられている。埋まらないスケジュール帳を見つめていると、「仕事ないんでしょ」と声が掛かるという。そんなときは、黒木の歌手活動をマネジメントする妻と2人で大喜びだ。 2018年のスタートの月はまず、黒木じゅんという名前をより多くの人に知ってもらい、とにかく歌を聴いてほしいという気持ちで活動していきたいという。
歌手・黒木じゅん、とは?
明けましておめでとうございます! 歌手の黒木じゅんと申します。長年、夢に見続けている「紅白」出場を今年は形にして、声を大にして、本気でめざしてみようと思っています。 まずは、黒木じゅんがどんな人間で、どんな歌手なのかを知っていただけたらと思います。
わたくし黒木じゅんは1966年、歌手の黒木憲(代表曲「霧にむせぶ夜」)の長男として生まれ、18才からプロ歌手をめざして日本テレビ音楽学院やボイストレーニングに通い、浜口庫之助先生、吉田正先生の弟子を経て7年後の1991年ビクターより「やせがまん」(作詞 阿久悠・作曲 吉田正)で唐木淳という名でデビューした東京都出身のムード歌謡歌手です(現在、テイチクレコード所属)。
「やせがまん」は、お陰様で1991年12月31日に行われました第33回日本レコード大賞最優秀新人賞を含め、その年の新人賞を13タイトル受賞させて頂きました。 歌手活動の他に、柴田恭兵さん主演のテレビ朝日系列連続ドラマ「風の刑事 東京発!」に、刑事役としてレギュラー出演するなど、俳優にも挑戦させて頂きました。 デビューから12年目に発売の「白蓮」での全国キャンペーンでは、50ccスクーターで北海道から沖縄まで47都道府県のレコード店さんや放送局さんなど、全走行距離1万2000kmを半年間かけて訪問するという単独キャンペーンを遂行しました。 途中、暴風雨やスクーターの故障、その日その日でホテルを探していたため、満室で泊まれず、バス停の小屋で仮眠をとったり、無理を言って大宴会場に寝かせてもらったりした事もありました。