歴史は繰り返す。メーガン妃とウォリス・シンプソンの人生を徹底比較
ともにアメリカ人女性で離婚歴があり、元セレブのファッショニスタ、王室離脱を促す、など時代は大きく違えど似ているところの多いメーガン妃とウォリス・シンプソン。王室離脱から早4年、メーガン妃がヘンリー王子と目指す先を占うべく2人のドラマな人生の類似点を比較してみよう。 【写真】もはや晩夏のミステリー!? 不気味なくらいそっくりな英国ロイヤル18人
アメリカ人である
ウォリス・シンプソンは1896年、米ペンシルベニア州でベッシー・ウォリス・ウォーフィールドとして生まれた。彼女の父親は穀物商を営む裕福な一家の出だったが、彼女が生まれてから数か月後に結核で他界。ウォリスと母親アリスはボルチモアのに引っ越し、亡き父親の兄から援助を受けて暮らしていた。 歴史家のフィリップ・ジーグラーは、ウォリスの幼少期について「しみったれた貧困」だったと述べており、彼女は「友人たちが自分よりいい服を着たり、贅沢な休暇を過ごす余裕があることに憤りを感じていた」という。 写真/母親アリス・モンタギューに抱かれる生後半年のウォリス・シンプソン。
メーガン・マークルは1981年に、米カリフォルニア州ロサンゼルスでレイチェル・メーガン・マークルとして誕生。父親トーマス・W・マークルはオランダ・アイルランド系、母親ドリア・ラグランドはアフリカ系アメリカ人というミックスレース(混血)だ。両親はメーガンが2歳の時に別居、6歳の時に離婚が成立。以後、メーガンは母ドリアの元で暮らすことに。ドリアはヨガのインストラクターやソーシャルワーカーとして働き、一家の生計を立てた。メーガンには異母兄弟のサマンサ・マークル、トーマス・マークル・ジュニアがいる。 写真/母親ドリア・ラグランドに抱かれる赤ちゃん時代のメーガン・マークル。
離婚歴がある
ウォリス・シンプソンはその生涯で3度の結婚を経験している。1人目は海軍パイロットのウィン・スペンサーで、2人は1916年に結婚し1925年に別居、1927年に離婚が成立している。2人目の夫でハーバード大学卒業生のアーネスト・シンプソンとは離婚成立前に出会った。アーネスト側も既婚者で、彼は1928年に最初の妻ドロテアと離婚してウォリスと結婚する。 アメリカとイギリスの両方にルーツを持つアーネストは学位取得後に米国市民権を放棄。父親と一緒に英国の海運業で働き、ウォリスにロンドン上流社会へのアクセスを与えた人物だ。後述するが、ウォリスがデヴィッド王子(エドワード8世)と出会った当時、2人はまだ婚姻関係にあった。 写真/ウォリス・シンプソンの2番目の夫アーネスト・シンプソン。