歴史は繰り返す。メーガン妃とウォリス・シンプソンの人生を徹底比較
今から4年前の2020年1月8日、サセックス公爵夫妻は自分たちのインスタグラムを更新し、「何カ月にもわたる熟考と内部での話し合いの結果」として、王室の上級メンバーから退くことを発表。経済的自立を目指しながら新しい慈善団体の立ち上げなど、次の章に集中していく、という自分たちの決定を明らかにした。 次期英国王のウィリアム皇太子にはすでに3人の子どもがおり、ヘンリー王子がイギリス王になる可能性は低くなっているとはいえ、王位継承順位はいまだ第4位。新時代の英王室を支えるメンバーとして役割が期待されていただけに、結婚2周年を待たずしての王室離脱宣言は大きな衝撃となった。 このニュースに騒然となったのは世間だけではない。王室メンバーも事前に知らされていなかったと言われており、高位メンバーで緊急会合を行うなど大わらわ。その後、王室とサセックス公爵夫妻の間で一定の合意に至ったとして、故エリザベス女王とバッキンガム宮殿がそれぞれ夫妻の王室離脱を支持し、同時に「殿下」の称号が今後使用されなくなる、という声明文を後手で発表することになった。 後にヘンリー王子はオプラインタビューや回顧録『SPARE』の中で、王室離脱を決意したのはメーガン妃が英国のマスコミから度重なる攻撃を受けていたこと、それに対して王室が何もしてくれなかったことが理由だとしている。
結婚を機に世界で最も有名な女性に
すでにソーシャライトとしてロンドン社交界で名を馳せていたウォリスだが、彼女の名前が世界中で知られるようになったのは、エドワード8世との関係が明るみになってから。 米『TIME』誌は1936年、「世界で最も話題になり、書かれ、見出しを飾り、関心を引く人物となった」として、彼女を「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選んでいる。
ドラマ「SUITS/スーツ」の成功で、人気ハリウッド俳優の仲間入りをしていたメーガン・マークルも、ヘンリー王子と噂になるまではA級スターのような知名度はなし。 同じく米『TIME』誌はメーガンがヘンリー王子と成婚した2018年に、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に彼女を選出した。 写真/2021年には米『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」にカップルで選ばれたサセックス公爵夫妻。