那須川天心「祭りにしなきゃ」 初バンタム級&タイトル戦「世界への切符として取らないと」 肉体改造完成で殴り込み!
「ボクシング・Prime Video Boxing 10」(10月13、14日、有明アリーナ) 【写真】最強ボディー完成!パンパンの胸板を見せながら不敵な笑み 2日間にわたって世界タイトルマッチ7試合と、那須川天心(26)=帝拳=のWBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦が行われる。日本ボクシング史上空前のビッグイベントが開催されることが22日、都内で発表された。初めてバンタム級の試合に臨む天心は、肉体改造が完成したことを明かし、ボクシング転向5戦目で臨む初のタイトルマッチを、世界王座を奪取するための過程と位置づけた。 ここまで契約体重を徐々にバンタム級のリミットに近づけてきた天心が、ついに初のバンタム級マッチに挑む。 「今までは下(半身)がでっかくて、上(半身)も無駄に筋肉がついていた」とキックボクサー体形だったことを振り返り、「今は上が逆三(角形)じゃないですけど、下がちっちゃくなって、ボクシングでもモデルでも、どちらでもいけるぐらいの体形になっております」と軽口交じりにバンタム級の肉体が完成したことを明言。「ここからこの体形でしっかり維持していきたい」と語り、主要4団体の世界王座を全て日本人が保持する激戦区への本格的な殴り込みを宣言した。 初のタイトル戦には「(世界への)切符としてしっかり取らないといけない」ときっぱり。「世界チャンピオンになるのが目標でもない。ホントに強いヤツとやって勝つの(が目標なの)で。それで4人(がベルトを)持っているっていうのがあるから」と、日本人世界王者4人を見据えた。 今回は2日間で世界戦7試合を挙行。17年5月20、21日に有明コロシアムでの世界戦5試合を上回る空前のビッグイベントだ。「祭りにしなきゃいけない。選手一人一人がしっかり盛り上げるという自負を持ってほしい。自分が一番持ってやっていますけどね」とニヤリ。イベント全体を担う責任感をにじませていた。 試合は次の通り。 【10月13日】 ◆WBA世界バンタム級タイトルマッチ 王者・井上拓真(大橋)-3位・堤聖也(角海老宝石) ◆WBC世界フライ級王座決定戦 1位・寺地拳四朗(BMB)-2位・クリストファー・ロサレス(ニカラグア) ◆WBA世界フライ級タイトルマッチ 王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)-15位・タナンチャイ・チャルンパック(タイ) ◆WBO世界ライトフライ級王座決定戦 1位・岩田翔吉(帝拳)-2位・ハイロ・ノリエガ(スペイン) 【10月14日】 ◆WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・中谷潤人(M・T)-1位・ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ) ◆WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・田中恒成(畑中)-5位・プメトレ・カフ(南アフリカ) ◆WBO世界フライ級タイトルマッチ 王者・アンソニー・オラスクアガ(米国)-1位・ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ) ◆WBOアジアパシフィックバンタム級王座決定戦 1位・那須川天心(帝拳)-2位・ジェルウィン・アシロ(フィリピン)