【MLB】ヤクルト・村上宗隆が来オフにメジャー移籍へ 米公式サイトも伝える 「日本の最強打者の1人」
東京ヤクルトスワローズとの契約更改を終え、来季について「日本でやる最後のシーズンになる。優勝して、しっかりした成績を残すことだけを考えている」と語った村上宗隆。2025年シーズン終了後にポスティング制度でのメジャー移籍を目指すことを公言した形となり、米公式サイト「MLB.com」も「日本の最強打者の1人が2026年からメジャーリーグでプレーすることを視野に入れている」と報じた。ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表での活躍もあり、移籍前の早い段階から米球界でも注目を集めている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 米公式サイト「MLB.com」では、今オフのメジャー移籍を目指す佐々木朗希との違いについて伝えている。同サイトは「村上はポスティング制度を使用する際、国際ボーナスポールの制限を受けない。25歳以上で、メジャーリーグが承認する外国のリーグで6シーズン以上プレーした選手は、この制限の対象外となる。村上は来年2月に25歳になる」とし、国際ボーナスプールの制限を受ける佐々木との違いを強調した。 また、同サイトでは村上の実績についても詳細に紹介している。「まだ若いにもかかわらず、村上は日本プロ野球での通算836試合で224本塁打、600打点、OPS.945という素晴らしい成績を残している。左打ちの強打者である村上は、2021年と2022年にセントラル・リーグのMVPに輝き、2022年は打率.318、56本塁打、134打点という成績で三冠王になった。村上の56本塁打は、1964年にレジェンド・王貞治がマークした55本塁打の記録を破り、日本人選手による日本プロ野球のシーズン最多本塁打記録を塗り替えた」と同サイトは伝えている。 さらに、「過去2シーズンの成績は、そこまで突出していたわけではなかったが、それでも2年連続で30本塁打の大台をクリアした」と紹介。今季の村上は全143試合に出場し、打率.244、33本塁打、86打点、OPS.851にとどまったが、それでも本塁打と打点の二冠王に輝いた。 村上がメジャー移籍を目指すうえで、ネックになるのは守備位置の問題だろう。三塁手としての獲得を希望する球団が現れるかどうかは不透明で、場合によっては一塁や外野、指名打者への転向を強いられる可能性もある。それでも打者として見事な実績を残している村上に対し、多くの球団が興味を示すことは間違いなさそうだ。