北海道の年末年始は例年以上の寒さ 大雪や吹雪に注意 1か月予報
今日(26日)、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。北海道は年末年始は例年以上に厳しい寒さとなり、大雪や吹雪となる所がありそうです。交通機関に影響が出る可能性もあります。外出の際は余裕をもった計画を立て、こまめに気象情報や交通情報の確認をしてください。 雪雲の様子
1週目:12月28日~1月3日 大雪や吹雪に注意 車の中には脱出などのアイテムを用意
12月28日(土)~12月29日(日):冬型の気圧配置が強まる見込みです。太平洋側やオホーツク海側は広く晴れますが、太平洋側西部では時折雪雲が流れ込み、ふぶく所があるでしょう。日本海側は雪の降る所が多く、雪の中心は留萌や上川、空知、石狩北部となり、同じような場所で雪が続きそうです。西よりの風が強く、沿岸部を中心にふぶく所があるでしょう。札幌は北区や南区を中心に雪が降り、中央区でも時折雪が降る見込みです。 12月30日(月):冬型の気圧配置が弱まるでしょう。日本海側を中心に雪の降る所はありますが、雪の降り方は弱くなる見込みです。年末年始の中では比較的穏やかな天気となりそうです。 12月31日(火):低気圧が東北地方に進み、北海道付近は気圧の谷の中となります。札幌や函館など道央や道南方面を中心に湿った雪が降るでしょう。風が強まり、一時的にふぶくこともありそうです。 1月1日(水):低気圧が北海道の南海上を通過するでしょう。低気圧の動向によりますが、はじめは太平洋側を中心に雪が降り、午後は日本海側やオホーツク海側を中心に雪雲が流れ込む可能性があります。 1月2日(木)~1月3日(金):冬型の気圧配置となります。太平洋側は東部を中心に晴れますが、日本海側やオホーツク海側は雪が降るでしょう。風向きが変化するため、雪の降る場所も次第に変わり、広い範囲で雪が降りそうです。沿岸を中心にふぶく所もあるでしょう。 車での移動を予定している方は、万が一、雪で立往生した時の備えをしっかりとしておきましょう。用意するアイテムのポイントは「脱出」と「救助待ち」です。牽引ロープやスコップの他、毛布やカイロなどが車の中にあるか、確認しておきましょう。 なお、気温は平年より低い日が続き、札幌でも最高気温が氷点下の真冬日が続くでしょう。厳しい寒さとなるため、水道凍結にも注意が必要となります。年末年始で長期間、家を空ける時は対策をしておいた方がよさそうです。