北海道の年末年始は例年以上の寒さ 大雪や吹雪に注意 1か月予報
2週目:1月4日~1月10日 雪の降りやすい天気と寒さが続く
一時的に冬型の気圧配置が緩みますが、低気圧が通過したあとで、冬型の気圧配置が強まることがあるでしょう。日本海側とオホーツク海側では平年と同様に曇りや雪の日が多く、大雪や吹雪となる日がありそうです。太平洋側では平年と同様に冬晴れの日が多いでしょう。気温は平年並みの見込みですが、この時季になると札幌でも最高気温が氷点下の真冬日が当たり前となります。 また、ひとたび荒れた天気になると、停電することがあります。冬場の停電は暖房器具が使えない状態となるため、日ごろからの備えが必要となります。
3~4週目:1月11日~1月24日 流氷初日は網走で1月下旬~2月上旬頃の見込み
数日の周期で冬型の気圧配置となる見込みです。日本海側とオホーツク海側は平年と同様に曇りや雪の日が多く、太平洋側は平年と同様に晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みですが、平年より幾分低くなる可能性もあります。 北海道では、この時季になると流氷の話題が聞こえ始めてきます。12月25日に札幌管区気象台が発表したオホーツク海の長期海氷予報によると、今シーズン、オホーツク海沿岸に流氷がやってくるのは、平年並みか平年より遅くなる見込みです。網走の流氷初日は1月下旬~2月上旬頃の予想です。これからの北海道は冬のイベントが盛りだくさん。天気予報からも目が離せません。 ※流氷初日とは、視界内の海面にはじめて流氷が見えた日です。
日本気象協会 北海道支社 佐藤 貴子