寿司職人も太鼓判!握る技術を極めたシャリ玉ロボット「S-Cube」のお手並み拝見
「S-Cube」は取扱いが簡易なのも大きな特色。設置のための作業を必要とせず、機械の送り付けのみで、店舗で簡単にセットできる。 シャリ用のポッパーに酢飯を入れて(最大で一升)セット。前方の穴に酢飯を入れてスタートボタンを押すとシャリ玉の成形が始まる。ボタン操作で、シャリ玉の量を10~22g、かたさは10段階で調整できる。(注※下記画像、動画は撮影のためにカバーを空けています)
シャリ玉ができるスピードは3秒に1貫、約1分間で20貫分できる。できあがったシャリ玉を取った時点で次の成形に入る。20貫は回転寿司の10皿分ほどだが、ターゲットとしているのが寿司専門店ではないため、このスピードで十分とのこと。
また、毎日行う機械の洗浄も店舗にとって大きな負担だが、「S-Cube」は洗浄部分が10個で、同社の既存の機械と比べると半分以下に。洗う部品が青色になっているのでわかりやすく食器洗浄機の使用も可能。 江戸前鮨のスタイルを貫き、あえてにぎりのみで勝負する、「はっこく」佐藤大将の評価は 25歳で鮨の世界へ入った佐藤大将は「鮨とかみ」で腕を振るい、マグロを極め、赤酢を使った独特の酢飯で「鮨とかみ」をわずか1年で『ミシュランガイド東京2014』の一つ星に。2018年に独立し、自身の店「はっこく」をオープンした。 にぎりのみで勝負している佐藤大将が「S-Cube」を実演。最初はやわらかい「3」のかたさで成形。できたシャリ玉を口に含んだ佐藤大将は、 「僕でもできないくらいのふんわり感ですね。ここまでちゃんと成形されて、なおかつ空気がきちんと入っています。大きさやかたさも選べるし、営業スタイルに合わせて調整できるということに、大きな可能性を感じます」
佐藤大将は、ネタをのせる段階でかたさを「5」切り替え。「3」はふんわり感が強いため、ネタをのせてにぎり直す作業をする必要があったが、「5」のかたさなら、職人のにぎりの圧に近く、ネタをのせるだけで寿司が完成すると、「5」で成形したシャリ玉を使って提供してくれた。