レモンの意外な働きが女性の悩みを解決!ポッカサッポロの「キレートレモンMUKUMI」はなぜヒットした?
2022年8月、ポッカサッポロから一時的に自覚する顔のむくみ感を軽減する機能性表示食品としてが発売された。 飲み会や推し活の前に同製品を購入する層が多く、今年の売上は昨年の2倍以上で推移。また、テーマパーク近くの店舗では品薄状態になるなど、大ヒット商品に成長している。 今回は、『キレートレモンMUKUMI』の開発担当、ポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社マーケティング本部ブランドマネジメント部担当部長 室 晃司さんと、リーダー河崎尚之さんに、同商品の開発経緯やヒットの要因についてお話を聞いた。 ※本稿はVoicyで配信中の音声コンテンツ「DIMEヒット商品総研」から一部の内容を要約、抜粋したものです。全内容はVoicyから聴くことができます。
レモンの価値を極める会社が着目した「レモン由来モノグルコシルヘスペリジン」
ポッカサッポロフード&ビバレッジでは、これまでもレモンを使ったさまざまな商品を開発・販売してきた。今回、新たに登場した『キレートレモンMUKUMI』は、レモンを研究する中で発見した新たな価値を提供するものだという。 「我々は『レモンの価値を極める会社』として『ポッカレモン』『キレートレモン』の商品開発や、機能研究を行なっています。 レモンに含まれる皮の成分で、ポリフェノールの一種であるレモン由来モノグルコシルヘスペリジンが、「一時的に自覚する顔のむくみ感と脚(ふくらはぎ)のむくみを軽減する」機能を持っていることがわかり、『キレートレモン MUKUMI』の開発が始まりました」 市場調査をする中で、キレートレモンのターゲット層である30~40代の働く女性が、むくみに悩んでいることがわかったと室さんは話す。 「大多数の女性のお客様がむくみに悩んでいることを知り、何とかそれをレモンの価値であるレモン由来モノグルコシルヘスペリジンで解決ができないかと研究を重ねました。 サッポログループの研究の中で、『一時的な顔のむくみを低減できる飲料』に行き着いたんです」 『キレートレモンMUKUMI』を飲むシーンについて、河崎さんはこう話す。 「明確にいつ飲むのがおすすめとかはなく、お客様が顔のむくみ感が気になるタイミングで飲んでいただければと思っています。SNSのつぶやきなどを見ていると『夜に飲むことで、次の日のむくみ感が解消された』という声をよく目にしますね」