【MLB】ドジャースがソト争奪戦に参戦する可能性 FA市場最大の目玉 ソト自身は東海岸でのプレーを希望か
今オフのFA市場における最大の目玉と言われているが26歳の若さでFAとなる球界屈指の強打者フアン・ソト(ヤンキース)だ。ソトはヤンキースに加入した今季、157試合に出場して打率.288、41本塁打、109打点、OPS.989の好成績をマーク。ポストシーズンでも実力を発揮し、5年ぶりの出場となるワールドシリーズでは現在、ドジャースと対戦している。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ソトの意向次第では、そのドジャースが争奪戦に加わる可能性があるようだ。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 ヘイマン記者は「もし彼がロサンゼルスに来ることに興味があるのなら」という条件付きではあるものの、ドジャースがソトの獲得に乗り出す可能性があることを報じた。ドジャースは昨オフ、大谷翔平と山本由伸のダブル獲得を実現させるなど、総額10億ドル以上をFA市場に投入。しかし、大谷の10年7億ドルの超大型契約の大部分が後払いとなっているため、FA市場のどの選手でも獲得できるくらいの資金的な柔軟性を持っている。ソトの獲得を実現できる可能性があるのは「大谷のおかげ」と言っても過言ではないだろう。 しかし、ドジャースのソト獲得には、1つ大きな問題がある。ソトが東海岸でのプレーを希望している可能性があるということだ。ヘイマン記者はヤンキース関係者の話として、ヤンキースにトレードされる前にパドレスでプレーしていたソトが「西海岸に戻りたいとは考えていない」ことを伝えている。あるヤンキース関係者は、ソトのドジャース移籍について「絶対に起こり得ない」と断言したという。そうした事情もあり、ソト争奪戦についてはヤンキースとメッツのニューヨーク2球団が本命に挙げられている。 ただし、ヘイマン記者はパドレスのピーター・サイドラー・オーナーが死去する前、パドレスとソトが長期契約の締結に向けて「最終段階」に達していたことを報じている。これを踏まえると、条件次第ではソトが西海岸の球団に移籍する可能性もあると言えるだろう。過去にもゲリット・コール(ヤンキース)やブライス・ハーパー(フィリーズ)といったスーパースターがFAとなった際に獲得を狙っていたドジャース。少なくともソトを完全にスルーするということはなさそうだ。