“昨日の敵は今日の友”新山-稲川、眞杉-郡司が好連係! サプライズが楽しめる共同通信社杯競輪、過去のオモシロエピソード5選
新山響平×稲川翔の“イケメン”スペシャルコラボ/2023年青森開催2日目11R
地元優勝に向けて燃える新山響平に稲川翔のサプライズ連係が見られた。新山は「稲川さんの1車はめちゃくちゃ大きいですね。今まで敵として何度も戦ってきたし強烈なブロックもたくさん見てきた。そういう人が味方になってくれるのは超心強いです。頑張り甲斐がありますね」のコメント。 番手を選択した稲川翔は「新山君は自分の中で最も興味のある選手。一度は付いてみたいと思っていたし、いつもと違った緊張感がありますね」と話した。ファンの話題を集めたスペシャルコラボレーションは稲川1着、新山2着のワンツー決着となった。 また、初連係した共同通信社杯終了後に行われた10月の豊橋記念「ちぎり賞争奪戦」決勝でも連係。鋭い捲りを打った新山はブロックを受け8着に沈んでしまったが、スピードをもらい切り替えていった稲川は2着まで追い上げる好走を見せた。
眞杉匠×郡司浩平は相思相愛/2022年名古屋開催初日9R
2022年の共同通信社杯を制したのは郡司浩平。その郡司の初日は眞杉匠との初連係。まさに自動番組でしか見られないサプライズなものとなった。取材をした町田洋一記者によれば「照れくさそうで、はにかんでいる2人だった」とのことで、記者はその雰囲気を“相思相愛”と表現した。両者のコメントを読むと、日頃はバチバチの敵同士でありながら、互いにリスペクトし合っている様子がよくわかるものだった。 単騎戦に滅法強い眞杉はその選択肢もある中で「単騎の方が成績は凄く良い。小松島記念の優勝も単騎だったので。ただ、郡司浩平さんなら別ですよ」とコメント。また、郡司も「眞杉君の先行は誰もが魅力。前から付いてみたいと思う選手だった」としている。そのほか郡司は「関東の自力選手に付けるのは森田優弥君以来」と眞杉の盟友との連係を思い返した。ちなみにこの前年、2021年の不死鳥杯決勝戦で郡司は森田優弥の番手を回っており、これもサプライズ連係だった。レース本番は力の違いを見せつけるかのような完勝モード。眞杉が逃げて、郡司が差し、華麗なワンツーを披露した。