それって“とるだけ育休”かも?「男性育休白書」に見る育休実態、男女間に差のある満足度に注目
「男性の家事・育児力」全国ランキング、1位は沖縄県
積水ハウスでは、「男性の家事・育児力」の指標として (1)女性(妻)の評価(2)男性(夫)の育休取得経験 (3)男性(夫)の家事・育児時間 (4)男性(夫)の家事・育児参加による幸福感の4つの指標を設け、都道府県ランキングを作成している。 その結果、1位は沖縄県、同率2位に秋田県と鹿児島県という結果になった。沖縄県は妻から見た夫の家事・育児の実践数や関与度が高く、男性の育休取得日数も多いことなどが要因のようだ。 筆者は、積水ハウスの「男性育休白書2024」発表会にオンラインで参加した。その際に、同社は男性の育休取得を推進しているが、発表者のダイバーシティ推進部長 山田実和さんが、次のように説明していた。男性の育休取得の阻害要因に、その間の収入が減ること、職場の仕事の調整が必要になることなどがあるが、会社がケアすることでカバーできる。合わせて、マネジメント層の男性の育休取得に関する意識改革も必要になる。 また同社では、「とるだけ育休」にならないように「家族ミーティングシート」を用意して、実際に使ってもらうことで、育休の質の向上をはかっている。今回のリリースにも、シートのPDFが紹介されているので、使ってみてはいかがだろう。 ●関連サイト 「男性育休白書 2024」 発表! 「男性育休白書2024」
山本 久美子