エディ・ジョーンズHC「最高のプレーをする準備ができている」。ラグビー日本代表メンバー発表会見
姫野を先発で起用した理由を指揮官に聞くと、「彼は先発の7番で、ボールに最もプレッシャーをかけることができる選手。彼の強みはボールを扱うのが上手く、ラックを突破することも上手い。そして、私にとって7番が彼のベストポジション」。
「特にアタッキング・ブレイクダウンに力を入れて取り組んでいる。私たちは、速いボールを望んでいる。速いボールを出すには、ボールキャリアーが自分の仕事をこなさなければならない。サポートする選手も自分の仕事をこなさなければならない。それが今回、姫野を7番に選んだ理由の1つでもある」と説明した。
ここまで先発が多かった若きHO(フッカー)原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)が控えにまわり、ベテランの坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が先発した。
「現段階では、坂手の方が少し強力なスクラムとなっており、特に試合の序盤では、その分野で優位に立つ必要があると感じている。原田はパシフィックネーションズカップで非常に印象的な活躍を見せており、試合の後半では重要となる役割を担うだろう」。
ヘル、松永に関して、指揮官は「ヘルと松永の2人の初キャップ選手が加わった。2人とも試合に向けて素晴らしい準備をしてきた。今シーズン、18人目と19人目のキャップ獲得に該当する選手。つまり、現在、私たちは転換期にあるということがわかる。しかし、この試合はそういったことではなく、パフォーマンスが問われる試合。だから、私たちは試合を楽しみにしている」と話した。
オーストラリア代表、イングランド代表の指揮官としてオールブラックスと何度も対戦してきたジョーンズHCにとって、初めて日本代表の指揮官としてニュージーランド代表と対戦する。
ジョーンズHCは、「これまでニュージーランドとは20回ほど対戦した。昨夜は眠れなかった。1時半頃に起きて、またベッドに戻ったが、眠れず、早く起きてしまった。緊張もしている」。