久保健英がピンチ?!森保監督が「ひと皮むけないといけないとき」と異例の檄…鎌田大地と代表内序列が入れ替わる可能性も
18歳になった直後の2019年6月9日。エルサルバドル代表との国際親善試合の後半途中からA代表デビューを果たした久保は、東京五輪世代を中心とした陣容で臨んだ同年6月のコパ・アメリカを含めて、ここまで15試合に出場している。 そのうち先発は6度を、プレー時間は631分を数えているが、ゴールはおろかアシストも記録していない。半年後に迫るカタールワールドカップへ臨むメンバーに名を連ねるためにも、攻撃陣の一人としてそろそろ目に見える結果がほしい。 今年に入って森保ジャパンが4試合を戦い、そのうち久保が途中出場と先発で一度ずつピッチに立ったアジア最終予選で、鎌田はすべてで招集されなかった。 代表でのプレー時間に反比例する形で、フランクフルトで放つ存在感は飛躍的に増している。今シーズンから指揮を執るオーストリア出身のオリバー・グラスナー監督の要求を高いレベルで満たしながら躍動する鎌田を、森保監督も常にチェックしてきた。 「求められるプレーが変わってきたなかで、選手として成長している。開幕当初よりも出場機会が増えているし、絶対に外せない、というレベルのパフォーマンスを見せている。相手に囲まれた狭い局面や相手とコンタクトする場面でもボールを失わず、確実に味方の攻撃につなげられる彼の能力を、レベルが上がった舞台でも出せている」 レベルが上がった舞台が、決勝に進んだヨーロッパリーグとなる。 準々決勝でバルセロナ(スペイン)を2試合合計4-3で撃破したフランクフルトは、準決勝でもウェストハム(イングランド)に同3-1で勝利。42年ぶり2度目の国際タイトルをかけて日本時間19日未明に、スペイン・セビージャのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスファンでレンジャーズ(スコットランド)と対戦する。 特にヨーロッパ視察中にバルセロナとの初戦を現地で観戦した森保監督は、帰国後のオンライン取材で鎌田について、こう言及していた。 「攻守ともに大地がアクセントになっていた。攻撃では相手が守りづらく、誰がマークについていいのかがわからないポジションを取ったことで相手が嫌がっていた」