「これも一つのパッケージ」有田工感慨 前回出場時は甲子園練習なしで開会式欠席
◆全国高校野球選手権 甲子園練習(2日) 2年ぶり出場の有田工(佐賀)が登場した。前回出場時はコロナ禍で甲子園練習が行われなかった上に、甲子園への出発前にチーム内に新型コロナの陽性者が出て、開会式を欠席するアクシデントにも見舞われていただけに「甲子園に出場したら、甲子園練習も一つのパッケージみたいなものですから、やっぱり(練習できて)うれしかったですね」と梅崎信司監督は何とも感慨深げだった。 ■連続出場は…九州沖縄の代表校出そろう【一覧】 また、全ポジションに選手を就かせてのシート打撃では「実際のノックの打球よりも、打った打球の方がちょっとでも実戦に近いから」と同監督が自ら打席に入り、打撃投手の投球を打つという実戦さながらの練習も敢行。佐賀大会5試合で3失策という堅守のチームらしい練習内容に、遊撃手の前田壮梧主将も「ディフェンスを中心にするチームなので」と納得顔。その手堅い野球で、エース古川侑利(ソフトバンク)を擁して初出場を果たした2013年以来となる夏の甲子園での白星を目指す。
西日本新聞社