【プレビュー】首位・巨人とゲーム差なしで2位のDeNAが直接対決、前回マダックス達成の中日・髙橋宏斗に注目、ほか | セ・リーグ | プロ野球
7月12日~14日に開催されるセ・リーグの見どころを紹介。
読売ジャイアンツ vs 横浜DeNAベイスターズ
首位の巨人と、ゲーム差なしの2位のDeNAが直接対決。 5連勝中の巨人は、出場選手登録を外れている坂本勇人が、17日ぶりに一軍に復帰予定だ。今季は61試合で打率.234(231打数54安打)、4本塁打、18打点と苦しんでいる。ファームでの調整中も3試合で8打数無安打と安打は出なかったものの、心身ともにリフレッシュした35歳の復帰が、好調のチームをさらに勢いに乗せるだろう。 一方のDeNAは、9連戦の最初のカードを本拠地で3連勝。首位浮上を目指して東京ドームに乗り込む。注目は山本祐大だ。現在4試合連続マルチ安打中で、9日の中日戦では本塁打を含む4安打の大当たり。規定打席にはわずかに足りていないが、打率.320はリーグトップクラスの数字だ。
中日ドラゴンズ vs 阪神タイガース
5位の中日と3位の阪神が対戦。 前夜にライデル・マルティネスが打たれ、8連戦最初のカードで痛い3連敗を喫した中日。12日に先発する髙橋宏斗は、5日の広島戦で9回99球を投げて4安打無失点、通称「マダックス」を達成した。今回登板でも好投し、悪い流れを払拭したい。 4連勝と勢いに乗る阪神は、首位まで0.5ゲーム差。先発の村上頌樹は、ここまで13試合で3勝5敗、防御率2.05の好成績をマーク。直近2試合はいずれも7回以上を投げており、シーズン平均でも6回以上を投げるなど、さすがの安定感を見せている。髙橋宏斗との投げ合いに注目したい。
広島東洋カープ vs 東京ヤクルトスワローズ
4位の広島と、最下位のヤクルトが対戦。 4連敗で首位を陥落した広島だが、それでも首位とはわずか1ゲーム差。いつひっくり返ってもおかしくない状況だ。先発の床田寛樹は14試合で7勝5敗、防御率1.66と好投しており、特にヤクルト戦では3試合で2勝負けなし、防御率0.41、22回を投げてわずか1失点と圧倒している。リーグトップに並ぶ8勝目となるか。 一方のヤクルトは、6連敗と苦しい戦いが続いている。5位の中日とは3ゲーム差となっており、これ以上は引き離されたくない状況だ。注目は宮本丈。現在2試合連続マルチ安打中で、直近10試合でも打率.414(29打数12安打)、出塁率.485と好調だ。高い出塁率を活かし、得点のきっかけを作りたい。