全部知ってたら「車神」レベル!? 日本人のとっての「どマイナー」自動車メーカー8選
ライレー(英国)
英国コヴェントリーの自転車メーカーをウイリアム・ライレーJr.が1890年に買収して「ライレー・サイクル・カンパニー」に社名変更。そして、1905年に最初の「ライレー社製四輪自動車」を製造。その後はナッツフィールド社傘下を経て、元祖ミニでおなじみのBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)傘下となり、BMCおよびブリティッシュ・レイランド内のブランドという扱いに。 作っていた車両は、主にはオースチン/モーリスのバッジエンジニアリング車だった。1969年にはブランドとしても事実上消滅。現在、ライレーの商標はドイツのBMWがもっているが、「MINI」と違ってライレーブランドが復活する気配はない。
パンサー(パンサー・ウェストウインズ/英国)
1972年に英国で創業された小規模自動車メーカー。1930年代のスタイルを模したスポーツカー「J72」「リマ」などの生産で成功を収めた。ちなみにJ72やリマなどのビジュアルは「モーガンみたいなというか、ルパン三世が作中で乗ってる“フィアット500じゃないほうのクルマ”みたいな感じ」を想像すれば、当たらずといえども遠からずだ。 しかし、オイルショックの影響で1979年に倒産し、韓国人実業家に買収された。そしてそれも1989年に経営破綻し、その後は同じく韓国のサンヨン自動車に吸収合併されたが、現在もKGモビリティ(元サンヨン自動車)がパンサーの商標を保有しているかどうかは不明。
ヴェンチュリー(フランス)
フランスにかつて存在した「ユーリエ」という自動車設計/製造会社のエンジニアだったクロード・ポワローとジェラール・ゴッドフロワにより1984年に設立。1986年にミッドシップスポーツ「MVS ヴェンチュリー」を発表し、続いて1994年に「400GT」を発表したが、2000年に倒産。 その後、モナコの実業家がヴェンチュリーを買収し、2005年にはEVスポーツカー「フェティッシュ」を発表。現在のヴェンチュリーは、高性能EVの開発に加えてフォーミュラEや宇宙事業など、いろいろやっている。