Monoblocが語るNY新人バンド結成秘話、ジョイ・ディヴィジョンやガンダムからの影響
rockin’on sonic出演と日本への好奇心について
―すでにいくつかの国でライブも経験しています。5人で様々な国でモノブロックの音楽を演奏する中、どのような発見を得ていますか? ティモシー:僕たちが一緒になって初めてのツアーでの最初のショーはまだ先週やったばかりで。マネージャーは、最初の頃のショーは忘れろって言う。これからいくらでも待ち構えてるんだから、ってね。でも、僕たちにとっては今の状況がすごく斬新で、全てが大規模で、既に節目のような経験をしている。素晴らしいよ。 ―日本でライブをするのがとても楽しみだそうですね。日本のどういったところに関心を抱いていますか? ティモシー:全て(笑)。日本はすごく遠いから、行けるなんて思ってもみなかった。マイケルは最近日本に行ってたんだけど、すごく気に入ってたよ。僕とマイケルの友達が東京に住んでるから、日本に行ったらクールなガイドがいるんだ。すごく楽しみ。 ―日本の音楽についてはご存知ですか? ティモシー:日本のシューゲイズはちょっと聴く。スーパーカーの『HIGHVISOIN』はハマって聴いてるね。シンセの音色がすごく参考になる。不自然じゃない良いバランスの取れたチップチューンがいい。マイケルはどう? マイケル:日本は小さな国だけど、とても清潔で、食べ物とかファッションとか色々なもの全てがすごくクールな場所。ニューヨークとは対照的なところもいいな。人がたくさんいるのは同じなのに、時々すごく静かになる時もあるのがすごく興味深い。僕の日本の音楽経験はまだ少ないんだよ。未知の世界だから興味がある。 ティモシー:思い出したけど、実は、僕らは1970年代のガンダムのオリジナル・スコアを参考にしたヴァイオリンを多用するんだよ。ポルトガルではそれをサンプルにしたしね。ビデオゲームやアニメのサウンドトラックって、普通の音楽みたいにわざわざ座って聴いたりはしないかもしれないけど、ある意味バンドの音楽よりも耳にしてるかもしれない。僕たちは、そういうものからインスピレーションを得るのも好き。だから、ガンダムの曲のヴァイオリンはよくサンプルにしてる(笑)。 ―日本では今年もフジロックでキラーズが、サマーソニックでマネスキンが大きな盛り上がりを生んだり、オアシスの再結成が話題になったりとロックが人気です。そういった観客が多く集まるrockin’on sonicで、どのようなパフォーマンスを披露したいですか? ティモシー:ロックンロールにちょっとだけひねりを加えたようなライブにしたいな。その前にたくさんのツアーと練習をこなしてるし、今レコード制作の真っ最中だから、すごくクリエイティブで脳がフル回転の状態でライブに臨めると思う。僕ら自身にとってもすごくエキサイティングなショーになるはずだよ。一回のライブのために世界の裏側に行くんだから、失敗は許されないよね(笑)。 マイケル:音楽中心のとにかくサウンドが良いライブにする。僕らはまだ予算がないから、シンプルなロックショーになると思う(笑)。でも音だけは良いショーにしたいな。 ティモシー:そうそう。まだ予算がなくてさ(笑)。どんなショーがやりたいかは、また次の機会に語れると思うね(笑)。 ―お二人の来日を楽しみにしています。 ティモシー:僕たちも日本で皆に会えるのを楽しみにしているよ。 マイケル:ありがとう。 --- rockin’on sonic 日程:2025年1月4日(土)・1月5日(日) 会場:幕張メッセ国際展示場 4日 開場12:00/開演13:30/終演20:35 5日 開場11:00/開演12:30/終演19:35 ※モノブロックは1月5日出演
tsuyachan