【日本ハム】石井一成、FA行使せず残留 今季68戦で4発 新庄監督「長打を打てるセカンドはめちゃくちゃ魅力」
日本ハム・石井一成内野手(30)が8月に取得した国内FA権を行使せず、残留を決断したことが10日、分かった。既に球団と話し合いを重ね、推定年俸3000万円からのアップなど好条件を提示されたもよう。近日中に正式表明する。 【写真】新庄監督 “古巣”エスコン訪問のダルビッシュに感謝 早大から16年ドラフト2位で入団し、生え抜きで8年間を過ごしてきた日本ハムへの愛着、感謝が決断に至る決め手になったとみられる。36試合で打率1割台、0発に終わった昨季から巻き返し、今季は68試合で4本塁打。7月12日のソフトバンク戦(エスコン)では延長10回に同点ソロ、同19日のロッテ戦(ZOZO)では無安打無得点で迎えた8回に小島から先制V弾を放つなど7月は打率2割8分超の10打点と夏場に存在感を発揮した。 「翔平の後ろを守ったのは一生の自慢」とドジャース大谷とは同学年で、プロ1年目から114試合に出場するなど若手主体の中で豊富な経験も魅力といえる。来季こそ二塁の定位置奪取へ。新庄監督も「長打を打てるセカンドはめちゃくちゃ魅力」と期待を寄せるいぶし銀が、9年ぶりのリーグVに向けて力を尽くす。 ◆石井 一成(いしい・かずなり)1994年5月6日、栃木県生まれ。30歳。作新学院で2年夏から3季連続甲子園出場。早大では3年春に遊撃手でベストナイン、4年時に主将。プロ通算635試合で打率2割1分5厘、22本塁打、126打点。182センチ、85キロ。右投左打。今季年俸3000万円(推定)。
報知新聞社