ウクライナ戦略通信情報セキュリティセンター（ＳＰＲＡＶＤＩ）が１８日（現地時間）、北朝鮮軍と推定される軍人が並んでロシアの補給品を受け取っていると公開した映像。［ウクライナ戦略通信情報セキュリティセンターのＸ　キャプチャー］

ロシアに派兵された北朝鮮軍兵士約２０００人が訓練を終えた後、ウクライナ国境に近いロシア西部に移動中だと、共同通信が２４日（現地時間）、ウクライナ軍消息筋の話として報じた。 消息筋によると、北朝鮮軍はウクライナ軍が現在占領中のロシア西部クルスク州、または南部のロストフ州に向かっている可能性がある。クルスク州にはすでに今月初め、北朝鮮軍の先遣隊約１０人が入って自国軍駐留のための拠点確保や通信網の準備などをしてきた。ウクライナ当局は、衛星情報や傍受、ロシア軍内部の情報源などをもとに、このような北朝鮮軍の動きを確認したという。 同通信は「ロシア内で訓練を終えた北朝鮮軍の具体的な動きが明らかになったのは今回が初めて」とし「２０００人の到着はまだ確認されていない」と伝えた。これに先立ち、米ホワイトハウスのジョン・カービー大統領補佐官は２３日、「我々は北朝鮮が１０月初めから中盤の間に少なくとも３０００人の軍人をロシア東部に移動させたと分析している」とし、「もし北朝鮮軍がウクライナを相手に戦うのに配置されれば、彼らは正当な獲物、正当な標的になるだろう」と警告した。