夫に薬を飲まされ、50人以上にレイプされた被害者ジゼルが法廷で語ったこと
「2024年9月初旬からフランスで開かれている裁判の、最も注目すべきポイントの一つ」とスペイン紙「エル・パイス」が報じたのは、ジゼル・ペリコ（71）による2度目の証言だ。 妻を薬漬けにして50人の男にレイプさせた夫が撮影した「衝撃の動画」公開 「薬で眠らされている間に、夫がインターネットで募った50人余りの男たちからレイプをされた」被害者のジゼル・ペリコが、仏南部アヴィニョンの刑事裁判所で再び証言台に立った。 9月に公判が始まってから、「被告たちがレイプの事実を否定し続ける数週間」を、どのように過ごしてきたか、スペイン紙「エル・ムンド」は、彼女が「穏やか」に「落ち着いて」語ったと書く。1時間半にわたって彼女は証言した。 「私は完全に破壊された女です」。事件の後、「どのように人生を立て直せば良いかわからなかった」と彼女は話す。だが、白日のもとで証言しなくてはならなかった。 「レイプされたことがあるすべての女性に、『ペリコさんができたんだから、私たちにもできる』と思ってもらえるように」 「恥は私たち（被害者）が負うものではなく、（加害者である）彼らが背負うものなのです」。そう付け加え、自身の個人的なストーリーが、社会を変える助けになることを望んでいると話した。
Courrier international
