【京都みやげ】名代豆餅で有名な老舗『出町ふたば』の“お豆三兄弟”を食べ比べてみた/和菓子に恋して
豆餅を堪能したので、次はお豆三兄弟の2番手を食べたいと思いますが、まずは先に黒豆大福を食べたいと思います。
黒豆大福の中身は粒あん。お正月感のある味わい
一見すると豆餅と似ているこちらの黒豆大福。その名の通り外側の皮に練り込まれているのは黒豆。あんこは豆餅と違って塩気がなく、やや素朴な印象のある粒あんが入っていました。 あんことお餅とほっくりと甘い黒豆の組み合わせは、お正月の雰囲気が頭によぎる逸品となっていました。
福豆大福のあんこは秋冬になると「芋あん」が入っている
最後に食べたのは、福豆大福。こちらの外側の皮には、ぷっくりと大粒の白大豆が 入っています。豆餅のガシッとした力強い食感とは対照的な、しっとりふんわりとした食感です。 福豆大福は中に入っているあんが季節によって変化。春夏は粒あんが入っているのですが、秋冬には芋あんになっています。 コクのある芋あんとふっくらと味わい深い白大豆の印象によって豆餅とは対照的にかなり優しい印象の商品となっていて、秋冬の福豆大福は豆餅より好きという人も多い通好みの人気の商品となっています。
今回、行列に並んでの購入となりましたが、電話にて事前予約しておくと並ばずに店頭受け取りで購入することもできます。豆餅以外は品薄なことも多いので、確実に食べたいのであれば予約して確保しておいた方がベター。
購入した豆餅は家やお宿に持って帰って食べるのもいいのですが、お店の目の前は、鴨川と高野川が交差する鴨川デルタと呼ばれる京都の町と自然が融合するエリア。 春や秋など過ごしやすい季節には、川の風に吹かれて食べるのも京都旅行の一幕にオススメです。
●SHOP INFO 出町ふたば 住:京都府京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236 TEL:075-231-1658 営:08:30~17:30 休:火・第4水曜・お正月 ●著者プロフィール けいたろう 旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。