外免切替、ホンダ日産連合......。2024「クルマ&モビリティの重大ニュース」BEST10【後編】
デスク つまり、実際はトヨタが4年連続で世界新車販売首位に立っており、一方のEVシフトを推し進めてきた自動車メーカーには逆風が吹き荒れているわけだ。 記者 付け加えると、欧米では推しがオワコン扱いしてきたハイブリッドの販売がすこぶる好調です。事実、世界中の自動車メーカーがハイブリッドの開発を急ピッチで進めています。特に注目を集めているのが中国BYDです。 デスク 具体的には? 記者 BYDの24年上半期の世界新車販売の台数は161万台超でした。その内訳はPHEV(プラグインハイブリッド)が88万1000台(前年同期比39.5%増)。すでにPHEVがEVの販売台数を上回っている状況です。 デスク 推しはBYDをEV専売だと報道しているよね? 記者 実際はEVとPHEVの二刀流メーカーです。ちなみにPHEVとは、充電機能を搭載したハイブリッド車です。〝脱炭素カーの現実解〟と呼ばれ注目を集めています。 デスク どう考えてもハイブリッドはオワコンではないよね。なぜ推しはトヨタを執拗に叩き続けるのかね? 記者 クソダサいやり口ですが、EVを持ち上げるため、トヨタをけなしてきたのでは。 デスク 逆に言うと、推しは脱炭素カーには多様な選択肢を認めないんだね。多様性の時代なのに。まさに「ふてほど」。 記者 しかも、上から目線で大企業トヨタにつきまとう姿は、完全に「老害」とか「悪質カスハラ」と同レベル。EV推しメディアが自分のその姿に気がついていないのが、時代に取り残された感が漂っていて......本当にかわいそうです。 デスク というわけで、25年も週プレ自動車班の記事をお楽しみに!! 取材・文・撮影/週プレ自動車班 撮影/宮下豊史