J1復帰の横浜FCがFW鈴木武蔵を完全移籍で獲得! 札幌時代に共闘した四方田修平監督と再タッグ
横浜FCは6日、ガンバ大阪からFW鈴木武蔵を完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイト上で発表した。 横浜FCのクラブ公式サイトには、次のように鈴木のコメントが掲載されている。 「2025シーズンから横浜FCに加入することになりました。新しい挑戦ができることを大変うれしく思うと同時に、大きな責任も感じています。クラブの目標達成に向けて、自分の持てる力をすべて注ぎ、全力でプレーすることをお約束します。横浜FCのファン・サポーターの皆さんと共に戦い、喜びを分かち合える瞬間を楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします!」 また、ガンバ大阪のクラブ公式サイトには、次のように鈴木のコメントが掲載されている。 「ガンバ大阪でプレーさせていただいたことに深く感謝しています。ガンバの一員として経験した時間は、私にとって大変貴重なものでした。クラブの皆さんや温かく支えてくださったサポーターの方々のおかげで、選手としても人間としても大きく成長することができました。新天地での挑戦に向けて、この経験を活かして全力で頑張ります。ガンバ大阪のさらなる成功を心から願っています。本当にありがとうございました!」 1994年2月11日生まれの鈴木は、現在30歳。ジャマイカ人の父と日本人の母を持つ。桐生第一高等学校在学時には、第90回全国高等学校サッカー選手権大会で初出場ながらベスト8に進出したチームをけん引し、同大会優秀選手に選出された。2012シーズンにはアルビレックス新潟へ入団。負傷の影響などもあって新潟では苦難の日々が続き、水戸ホーリーホックや松本山雅FCへの期限付き移籍を経験した。V・ファーレン長崎でのプレーを経て、2019シーズンには札幌へ完全移籍。ベールスホット(ベルギー)での欧州挑戦、ガンバ大阪でのJ復帰を挟み、今季開幕前に札幌へ期限付き移籍の形で復帰した。2024シーズンは公式戦34試合に出場して7ゴール2アシストをマークしている。 だが、復帰した札幌は今季を通して厳しいJ1残留争いに巻き込まれると、12月1日に行われた明治安田J1リーグ第37節でサンフレッチェ広島に1-5と大敗。同節の試合結果を受けて18位以下が確定し、9年ぶり5回目のJ2降格が決定した。シーズン終了後、鈴木は今後の去就が注目されており、J2リーグで2位となり来季のJ1復帰を決めた横浜FCへの移籍の可能性が取り沙汰されていた。なお、横浜FCを率いる四方田修平監督とは第1次札幌時代に選手とヘッドコーチの間柄であり、関係値がある点は鈴木にとって大きい。
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