「二階」対「世耕」和歌山「二大ブランド」が"保守分裂"で激突 他陣営は「裏金」批判【衆院選2024】
■「政治とカネの問題で失敗した。しかし諦めていない」と世耕氏
世耕さんも今回の衆院選では“新人”です。 参議院では5期務める中で安泰の選挙が続いていたため、久しぶりに一つ一つの地域を丁寧に回り、主に人口減少対策を訴えています。 【無所属 新人 世耕弘成候補】「製造業と農林水産業、観光で、質の高い雇用。上品な言い方をしてますが、要するに、ええ給料をもらえる仕事を増やしていって」 「自然豊かな和歌山で、そういう仕事について家族を養っていこう、こういう人の流れをしっかりと作っていきたい」 一方で、“新人”でありながらこんな話も…。 【無所属 新人 世耕弘成候補】「内閣官房副長官として3年7カ月」 「経済産業大臣として3年1カ月」 「参議院幹事長として4年6カ月」 自身の輝かしい経歴のアピールも忘れません。 また、地元・新宮市で演説中には…。 【無所属 新人 世耕弘成候補】「すいません、大変な雨が降ってきましたが、皆さん、今日は私は安倍さんの形見を身につけております。形見って何でしょうか。靴です」 安部元総理の靴はびしょ濡れになってしまいましたが、絆を強調しました。裏金問題については「釈明」したものの、「説明」はありません。 【無所属 新人 世耕弘成候補】「私も政治とカネの問題で大きな失敗をしました。しかし、諦めていません」 これで「禊」となるのでしょうか。
■和歌山2区候補者の紅一点 対立候補2人を「裏金ブラザーズ」と批判
【立憲 新人 新古祐子候補】「二大巨頭と言われる“裏金ブラザーズ”に対して、私一人で戦いを挑む形になっていますが、本当に和歌山の今を変えていきたい」 対立候補2人を“裏金ブラザーズ”と批判するのは、立憲民主党公認の新古祐子さん。元和歌山市議会議員で、国政選挙に出るのは初めてです。 演説前には話す内容を入念に確認するも…。 【立憲 新人 新古祐子候補】「和歌山2区のいいところをしっかりと皆さんにお伝えするべく、がんばって…ちょっと待って、めっちゃ緊張する、めっちゃ緊張する。もう1回やっていいですか…」 そこで、聞いていた群衆から「がんばれ!」の声が。 【立憲 新人 新古祐子候補】「ありがとう!」 「裏金問題、世襲問題など今の政治にクリーンなイメージは全くありません。私は真面目で勤勉に働く人が報われる社会、努力する人が報われる社会を目指していきたい」 少し緊張気味ではありましたが…。 【有権者】「全国一問題選挙区だから女性は一人だし、反応はあると思います。がんばって」 【立憲 新人 新古祐子候補】「ありがとうございます」