「二階」対「世耕」和歌山「二大ブランド」が"保守分裂"で激突 他陣営は「裏金」批判【衆院選2024】
全国屈指の注目選挙区、和歌山2区。 「二階」と「世耕」、衆議院と参議院で住み分けてきた和歌山の二大ブランドが、プライドをかけて激突。分裂した保守票に、他の陣営は…。 ■【動画で見る】「二階」対「世耕」和歌山『二大ブランド』が激突 他陣営は「“裏金ブラザーズ”に戦いを挑む」
■和歌山の二大ブランド「二階」と「世耕」
【自民党 新人 二階伸康候補】「私と相手候補のポスターが同じ家の軒先に並べて貼ってある。その景色を見るたびに胸が痛くなる」 その相手候補とは…。 【無所属 新人 世耕弘成候補】「皆さん、おはようございます。無所属・新人の世耕弘成です」 5期務めた参議院からくら替え出馬した、世耕弘成さんです。 二階派の裏金問題の責任を取った父の地盤を継ぐ自民党公認の息子に、安部派を裏金問題で離党した「前参議院議員」が弓を引く。この状況に他の候補者は…。 【立憲 新人 新古祐子候補】「二大巨頭といわれる“裏金ブラザーズ”に対して戦いを挑むような形になっています」 “裏金ブラザーズ”と批判…。いずれも新人、5人が熱戦を繰り広げています。 【選挙カーの音声】「二階伸康本人。心を込め、立候補のご挨拶に伺っております」 自民党公認の二階伸康さん。 この日、向かったのは北山村。日本で唯一の飛び地で、人口はわずか381人の小さな村です。 地元を大切にする父の教えからでしょうか。まずは山奥の小さな村から、順番に選挙戦を始めます。 【自民党 新人 二階伸康候補】「私は父の背中を見て育ってきました。お前はしっかり現場に行って(話を)聞いてこい、こういう風に(父に)言われました」 “二階ブランド”を最大限活用。父の肝いり事業「国土強靭化」にも触れ、聴衆に訴えます。 【自民党 新人 二階伸康候補】「国土強靭化、もうこの言葉は法律になりました。これに加えて、もう一つ言葉を作りたい。『半島強靭化』。この紀伊半島を守るために。半島強靭化という言葉は、今はどこにもありません。法律に書き込んで、そして予算をつける」 演説が終わると…とにかく走る!かつて父も走った道を、駆け抜けます。 【自民党 新人 二階伸康候補】「(父から)一言いわれたのは、『選挙の勝敗は誰にも分からない』。なので、『自らの靴に聞け』と、その一言だけアドバイスをしてくれました」