「自分の発言で何かを変えようとは思わない」それでも秋元才加が社会問題を発信する理由
――秋元さんの発信に注目するような方が増えると、風通しが良くなっていくのではないでしょうか。 秋元才加: いつも「秋元さんは何かを変えたいんですか?」と聞かれるんですが、そういったものは全然ありません。自分の半径10mくらいの人たちがニコニコ笑っていたら良いなと思っています。自分はそれくらいしか責任を持てないし。自分が抱えきれない以上のことはしないと決めています。でも、半径10メートルの笑顔を守る為にも、見えないところで色々な事が成り立っていて、守られていて、当たり前に平和に過ごせてきた訳です。回り回って結局政治や社会問題は身近にあったりする。もちろん、きっかけになることができたらうれしいですけど、同時に自分にも気づきがあるからつぶやき続けているんだと思いますね。ただやっぱり本当は、私になんか注目しない世の中が1番風通しがいい世の中なんだと思います。 ----- 秋元才加 1988年生まれ、千葉県出身。AKB48では、チームKのキャプテンを務めた。卒業後は、女優、タレントとしてマルチに活躍。主な出演作に、映画『マンゴーと赤い車椅子』『ギャラクシー街道』、ドラマ『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』『奪い愛、冬』など。2022年、『鎌倉殿の13人』でNHK大河ドラマ初出演(巴御前役)をはたす。 文:清永優花子 (この動画記事は、TBSラジオ「荻上チキ・Session」とYahoo! JAPANが共同で制作しました)