【キーンランドC】秋の大一番に向けナムラクレア始動 穴候補は札幌OP・L組のゾンニッヒたち
ナムラクレア、勝負の秋へ
今年のスプリンターズSは9月29日に行われる。昨年に続く猛烈な暑さに支配された夏はいったいいつまで続くだろうか。短距離戦線は残暑と戦いながら本番へ向かうことになる。暑さを避けるという意味でも8月を北海道で過ごせるキーンランドCは頂点を目指すにあたりありがたい存在だろう。 【札幌記念2024 推奨馬】勝率50%&複勝率100%の鉄板データを持つ!実力は日本トップレベル SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 今年もナムラクレアがここから始動する。5歳の秋、ここがGⅠタイトル獲得への正念場だ。かつては北海道から本州へ移動し、中4週でGⅠに向かう忙しさを気にかけた陣営だったが、心身の充実とともに自信をもって送り出せるローテーションになった。 ナムラクレアのここまでの歩みを振り返ると、休み明けに走りすぎるきらいがある。当然、陣営も重々承知。今年はどんな雰囲気でキーンランドCを迎えるだろうか。今秋の短距離路線を展望するうえで見逃せないレースだ。データは過去10年分を使用する。 1番人気【3-2-1-4】勝率30.0%、複勝率60.0%、2番人気【1-4-1-4】勝率10.0%、複勝率60.0%、3番人気【2-0-2-6】勝率20.0%、複勝率40.0%と上位は堅実に走る。秋を意識した馬と夏の勢いそのままにという上がり馬の対戦は、人気を背負う実績馬が優勢のようだ。 人気薄は6番人気以下3勝、9番人気【0-1-3-6】複勝率40.0%と馬券圏内に入る可能性がなくはない。人気馬を中心に組み立てつつ、人気薄も買い目に入れ、高めの配当も狙える。 ナムラクレアの5歳は【3-2-3-35】勝率7.0%、複勝率18.6%と悪くないが、主力はひとつ下の4歳【4-4-4-22】勝率11.8%、複勝率35.3%で、3歳も【2-3-0-18】勝率8.7%、複勝率21.7%といい。3、4歳と5歳の戦いはデータ上では若い組に分があるが、はたして今年はどうだろうか。エトヴプレ、オオバンブルマイ、ビッグシーザーらはナムラクレアを超えられるか注目だ。