時速194キロ死亡事故初公判 弁護側「危険運転致死罪は成立しない」遺族「うっかり過失なわけない」【大分発】
遺族「一瞬の事故で腰から下は粉砕」「うっかり過失なわけない」
一方、初公判を終えた遺族などは会見を開き、事故から今日までの思いなどを述べた。 「長い月日がかかってこの日を迎えたが、どのような感じなのかわからなくて、初めて裁判に臨んでいます」そう話すのは、小柳憲さんの遺族姉・長文恵さんだ。 そして事故そのものについては怒りをにじませながら、次のように語った。 「一瞬の事故でシートベルトがちぎれて車外に放り出されて腰から下は粉砕ですよ。飛ばされて路上にたたきつけられるような事故って何キロの衝撃からそういうことになるんだろうって。最高速度194キロの事故がうっかり過失なわけないんです」 また、法廷で初めて対面した被告人について長さんは… 「私たちの方を全く見ていませんので、誰に対して謝罪しているのかなというそれが率直な意見です。謝罪というふうには私たちには聞こえませんでした」と話した。 全国的にも行方が注目されているこの裁判員裁判。5日を含め6回にわたって審理が行われ11月15日に結審し、28日に判決が言い渡される。 (テレビ大分)
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