【NFL】今季にプレーする「機会を待つ」一方でこれまでのキャリアに満足している元コルツLBレナード
2年前のオフシーズン、ラインバッカー(LB)シャキール・レナードは素晴らしいキャリア序盤の4年間を終えたところだった。かつてインディアナポリス・コルツに所属していたレナードは、タックル数でリーグをけん引した2018年シーズンにAP通信ディフェンス部門年間最優秀新人賞を獲得している。
また、プロボウルとオールプロのファーストチームにそれぞれ3回ずつ選出された経歴を持つレナードは、2021年にコルツと9,925万ドル(約158億4,998万円)の契約延長に合意。これにより、レナードはリーグトップの報酬を誇るラインバッカーとなり、理論上はそこから6年、チームにとどまることになっていた。
しかし、レナードは2024年のオフシーズンにどこにも所属しておらず、そのキャリアはケガと平凡なプレーによって低迷している。
現地22日(土)、レナードは自身が設立した『Maniac Foundation(マニアック基金)』のイベントをインディアナポリス郊外で開催。2023年シーズン途中にコルツから放出された後、残りのシーズンをフィラデルフィア・イーグルスでプレーしていたレナードはそのイベントで、キャリア7年目を迎えるにあたって現在も新しい所属先を探しているものの、もしこれで引退することになったとしても自分のキャリアに満足していると語った。
レナードは『Indianapolis Star(インディアナポリス・スター)』のカイル・スメドリーに対し、「どちらかと言うと、今は単にゆっくりして健康を保っているところで、機会が巡ってきたら試してみるつもりだ」と話し、こう続けている。
「俺はただ、懸命に取り組むことで、自分らしさを保っている」
「物事は起こるときには起こるし、起こらないときは起こらないものだ。ここまで素晴らしいキャリアを歩んできたと思う。たとえここで身を引くことになったとしてもね。俺は人生を楽しみながら、ただその機会を待っているだけさ」