【NFL】今季にプレーする「機会を待つ」一方でこれまでのキャリアに満足している元コルツLBレナード
2022年シーズンに脳しんとうや鼻骨骨折、再発した背中の問題で苦戦したレナードは、2023年シーズンに復活を遂げることを目指しながらコルツに戻ってきた。しかし、かつてフランチャイズの顔として活躍したレナードは、9試合で先発を務めた後にコルツからウェイバーにかけられている。そんなレナードを、前年度にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンに輝いたイーグルスがクレームした。レナードはイーグルスで5試合に出場し、タックル23回、サック1回を記録。イーグルスがタンパベイ・バッカニアーズに敗れたワイルドカードラウンドではインアクティブとされていた。
トレーニングキャンプを1カ月後に控えた今、来月に29歳になるレナードは将来について考えている。昨季がベテランラインバッカーにとって最後のシーズンだったならば、レナードは短いとはいえ印象的な経歴――レギュラーシーズンの75試合に出場し、タックル637回、パスディフェンス31回、フォースドファンブル17回、サック16回、インターセプト12回をマーク――を残してリーグを去ることになる。
しかし、レナードがプロフットボール選手として過ごした時間の中で特に大切だと思っているのは、インディアナポリスで築いた関係と、コルツとの関係だ。昨年11月に放出したにもかかわらず、コルツは現在もレナードを受け入れている。
「敬意を持って人と接することができるのは恵まれている」と語ったレナードは次のように続けた。
「自分の身の振り方は正しかったと思う。俺は彼らと、俺から離れるという彼らの判断を尊重している。それによって人間関係が崩れるわけではない。彼らが俺の味方で、俺が必要とすればいつでもそこにいてくれると分かっているのは、ただただ幸せなことだ」
「インディアナポリスは俺に多くのものを与えてくれた。6年半、ここは俺のホームだった。自分にとってものすごく大きな意味を持つこの街に、できる限りの恩返しをしたいと思っている」