<花が咲いたら 第93回センバツ>京都国際 まるでトカゲ? 名物メニューで鍛錬 選抜高校野球
春夏通じて初の甲子園出場を決めた京都国際には、タイヤを利用したトレーニングが多い。中でも「名物」なのが、低姿勢のままタイヤをはって引くメニュー。取り組む選手の姿は、さながらトカゲのようだ。 【写真特集 花が咲いたら 選抜高校野球】 軽トラック用のタイヤ(直径60~70センチ)3個と結びつなげたロープを首に掛けてうつぶせになり、両肘は体の外側で深く曲げる。低い姿勢を保ったまま30~50メートルをはいながら進む。肩や腰などの関節を広げ、全身の筋力を鍛えるのが目的という。 「これはきついです」と石田紘大(こうた)選手(1年)。時間制限はないが「守備での瞬発力を磨くため、できるだけ素早く動くことを意識している」と語る。厳しい鍛錬を重ねた分だけ、聖地での輝きは増す。【中島怜子】