「3時間で会計2000円の客」への苦言投稿がSNSで賛否…当事者の“バー店主”に真意を聞く「目に余る態度を取る常連が…」
2024年末、鶯谷でロックバーを経営する店主の、あるXの投稿が話題を呼んだ。 <3時間以上いてお菓子も食べ散らかし散々最高の音響で音楽を楽しんで、会計2000円前後って人が最近多すぎますね。2000円の会計で店の利益は1000円とかかな。1日の氷代にもならない額です。しかもそれを常連がやる。店長く続けてよと言う人がやる。そんな舐めたことしてたら店潰れますよ。> ⇒【画像】投稿のいいね数は1万件を超えた 【苦言】と冒頭に書かれたこの投稿には、一部の常連客に対しての戒めが綴られ、賛否のコメントが殺到した。
言いたい放題のコメントに対して、店主は何を思うのか
寄せられたコメントの一部を紹介すると、 ・価格設定を間違えたのを客に責任転嫁しているだけ ・乾き物とか曲のリクエストも料金とったら? ・お客さんコントロールも経営も店主の腕の見せ所 ・Twitterじゃなくて店内で叫ぶべき ・(値段について言及するのは)全然ROCKを感じない ・そういう人ばかりの日は、ラジカセで音楽聴かせたらいいんじゃないですか? などと好き勝手に書かれたコメントも散見される。 バーでドリンクも頼まず長居するのは不躾に思えるも、自己責任だと片付ける心無い声も目立つ。率直にどう感じているのか。投稿主の店主に、投稿の意図や反響を聞いてみた。
一見、苦言に結びつかなそうな盛況ぶりだが…
JR鶯谷駅から徒歩10分弱の場所にあるロックバー「叫び」(@ROCK_BAR_SAKEBI)。店主である田中俊行さんは、ヘビーロックやメタルが好みのようで、腕にはガッツリ入ったタトゥーが。 暗めの店内には、外タレバンドのライブポスターやサインが随所に目立ち、どデカい音響機材が陳列してある。Googleレビューの点数は星4.9と高く、硬派で本格的な雰囲気といった感じだ。 一方で、Xの投稿には、常連客同士が席を取っ払って熱唱したり、胴上げしている写真もある。どんちゃん騒ぎなのか、全身全霊でロックしているのかはさておき、とにかく熱気が伝わってくる盛況ぶりだ。 冒頭の投稿には似つかないが、一体なぜ苦言を呈した発信をしたのか。