順大1年生・玉目陸が46分21秒で優勝!五輪代表・小山直城らを抑える殊勲 国際の部はA.マイナがトップ/甲佐10マイルロード
12月1日、熊本県甲佐町で第49回熊本甲佐10マイルロードレースが行われ、一般の部は大学1年のルーキー・玉目陸(順大)が46分21秒で優勝した。 甲佐10マイルロード上位成績をチェック! レースは同時スタートの国際の部にエントリーしたケニア人ランナーととも大集団で推移し、5kmを14分20秒、折返し地点を23分08秒前後で通過。10km地点で15人ほどに絞られるなか、玉目をはじめ、パリ五輪マラソン代表の小山直城(Honda)、町田康誠(中央発條)らがしっかりとした足どりで進める。 12kmでアントニー・マイナ(トヨタ自動車九州)、ダンカン・マイナ(専大)が仕掛けて集団が絞られたものの、玉目は大きく崩れることなく追走。ラスト1kmで小山を突き放すと、そのまま先頭でフィニッシュして堂々の優勝を飾った。小山は4秒差の46分25秒で2位、町田が46分27秒で3位。ベテランの設楽悠太(西鉄)が4位に入った。学生勢では古川達也(順大)も8位と健闘している。 玉目は鹿児島・出水中央高出身。中学時代から全国大会に出場し、高校では1年次にチームの全国高校駅伝初出場にも貢献した。今年5月の関東インカレ10000mで8位入賞。夏場に故障し、10月の箱根駅伝予選会ではメンバーから外れていたが、1ヵ月後に迫った箱根駅伝本戦に向けて復調をアピールした。 国際の部はアントニー・マイナが46分07秒で優勝。1秒差の2位にダンカン・マイナが続いた。また、今回初開催となった一般10kmはイェゴン・ヴィンセント(Honda)が28分05秒で1位となり、森凪也(Honda)が日本人トップの7位。高校10kmは久保茉潤(大牟田高3福岡)が29分58秒で制した。
月陸編集部