女性のゆらぎに機能性とデザイン性を アツギが開発「気持ちが上がるインナーを」
「着て楽しんで、快適に」
――今回、先行予約にクラウドファンディングのサイトを使っています。 私たちの商品は、基本的に量販店の店頭に置いていただいて販売します。ただ、それだけだと素材や個性的な機能を伝えきれないのではないか、と考え、私たちとしては初めての試みですが、クラウドファンディングのサイト「Makuake(マクアケ)」を使いました。ここで見て納得していただいた方たちに「応援購入」していただき、今後はそのコメントも活用して発信していけたら、と考えています。 「yuragini」は急な発汗、汗じみ、におい、締め付け、蒸れ、「ちょいモレ」といった相談しにくい大人の女性たちの悩みに応えるインナーです。先行予約を締め切る12月17日までは現在のサイトで販売して、ここで応援してくれた方に商品をお届けして、来年2月上旬ぐらいから一般発売を予定しています。 ――杉山さんが「yuragini」を着る人たちに伝えたいことはありますか。 インナーは外から見えないものですが、着て良かったな、と実感できるものだと思うので、汗をかいたり寒暖の差があったりするときに、これを1枚着ることで快適さを感じていただけたら。このアイテムの機能性をしっかり伝えたいですし、デザイン性にもこだわったので、毎日着て気持ちが上がるもの、少しでも楽しさを伝えられるものになったらいいな、と思います。 私自身は入社して初めて、インナーにもさまざまなアイテムがあって、ちょっと素材が違うだけで着心地やシルエットが大きく変わることを知ったんですね。インナーは「着ていればいい」と考える方が多いかもしれませんが、インナーを着ることを楽しんでいただけると気分も上がりますし、機能も備わっているので快適に過ごせます。それをみなさんにどう伝えていくかを考えるのが、私の役割だと思っています。 ――仕事にやりがいを感じるのは、どういうときですか。 お客様に「着てよかった」と喜んでいただけたときに、ものづくりをしている醍醐(だいご)味というか、最終製品に携われていてよかったな、と思います。お店に並ぶ弊社の商品を、お客様が手に取ってくださったときもうれしいですね。