加藤ローサ「なんで結婚するんだろう」幼少期からの疑問、10年の夫婦生活で見つけた答え
人気絶頂期に結婚・出産。プロサッカー選手で夫の松井大輔を追って渡仏、芸能界から姿を消した加藤ローサ。あれから10年、少しずつ芸能活動を再開している。結婚情報誌のCMガールだった彼女だが、結婚に甘い夢を抱いたことはない。図らずもアスリートの妻として慣れない海外生活を送り、心身ともに鍛えられたという。「結婚は修行。その先に見えてくるものがある」。独自の結婚観を語った。(取材・文:山野井春絵/撮影:木村哲夫/Yahoo!ニュース オリジナル 編集部)
シングルマザーでもいいなとか、すごく悩みました
吉岡里帆、広瀬すず、倉科カナ……これまで結婚情報誌「ゼクシィ」のCMガールを務めたのは、そうそうたるメンバーだ。しかし歴代「ゼクシィガール」の中でもとびきり印象的だったのは、やはり加藤ローサだろう。 2004年、ゼクシィガールに抜擢されてからは、ドラマに映画、バラエティー番組と、多忙な日々を過ごしていた。しかし2011年、突如として芸能界から姿を消してしまう。 プロサッカー選手・松井大輔と知り合って約半年でスピード婚。あっさりと仕事を辞め、愛する男性を追いかけてフランスへ……さすが元ゼクシィガール、ロマンティックな結婚をするものだと、感嘆した人もいるだろう。 「私は結婚したくなかったんです。シングルマザーでもいいなとか、すごく悩みました。自分の人生ですから、いろんな選択肢があるし、結婚だけが人生じゃないでしょう? でも、彼が3回もプロポーズしてくれて。根負けしたというか、もう、どれだけ踏ん張っても、逆らえない流れに巻き込まれているような気分でした。あれは不思議ですよ」 のっけから仰天だ。まさか、結婚したくなかったとは。 「まあ、とりあえず、ダメなら離婚すればいいじゃんってことで、ようやく結婚を決めました。でも、石の上にも三年じゃないけど、“結婚とはどういうものか”がわかるまでは頑張ろうと思って、気づいたら10年。だから、本当に意外なんですよ。なんでこんなに続いちゃったんだろう(笑)」