加藤ローサ「なんで結婚するんだろう」幼少期からの疑問、10年の夫婦生活で見つけた答え
夫が移籍しても「もう私は動かない(笑)」
華やかな芸能界から一転、慣れない場所で家事と育児中心の生活へ。アスリートの夫のことも支えてきた。 心に生まれたであろうさまざまなギャップを、どのように処理していったのだろうか。 「若かったんでしょうね、私。あまり考えずに飛び込んでしまった感じで。料理もそうですけど、マッサージなんかも頑張ってました。フランスの次に行ったブルガリアでは、夫のけがが続いたことがあって、毎日、私がマッサージしていました。よく頑張ったな、自分、って思いますね」 でも、もうしない、と加藤は笑う。子どもたちが小学生になった今、これからはどこへ移籍をしても、ついていかないと決めている。 「定住しないのって、本当に大変でしたから。引っ越しを考えたら、お気に入りの食器一つ買えなかった。幼稚園や小児科を探し直すのも大変でしたし。東京に定住して4年、ようやく好きな生活ができるようになりました。もう私は動かない(笑)」 「そもそもですが、あんまり会ったことがない人と一緒に生活するということも大変でした。Skypeではたくさん話してましたけど、実際に会った回数なんて数えるほどでしたから。まあ、Skypeでも『オイオイ』と思わされることがたくさんあったから、だからちょっと結婚もちゅうちょしたんですよね。とにかく“俺様”な人なので。一緒に住んでみて、想像以上に俺様だったな、と。でも、10年をかけて、その俺様部分は削っていきました。今は、そうですね、いいパパですよ」
夫・父親として「22番」の存在
加藤は自身のインスタグラムで、夫・松井大輔のことを「22番」と呼ぶ。 日々の投稿から垣間見える絶妙な夫婦関係が、主婦層フォロワーから支持されている。 「本当はインスタでも、もっと夫のことをディスりたいんです。でも露骨な悪口はダメでしょ? ギリギリのところを狙ってます。ふだんも、『今日からパパ3日間帰ってこないよ』ってなったら子どもたちと、じゃあUber頼む? 最高!とかやってますよ」 しかし、2人の息子の父親として、いないと困る存在でもある。 「去年も10カ月くらいベトナムに行っていて、不在だったんですけど、そうなると家庭内の秩序が乱れてしまって。だから『ゲームは1時間つっただろ!』とかって絶対にルールを曲げない父親がいることは、私たちの家族にとって大事なんだなって実感しましたね。だから、うん、たまにいないくらいがいいです」