友人夫婦からのご祝儀が「2万円」だった! 自分は友人に「3万円」包んだのですが、「夫婦で2万円」ってマナー的に大丈夫なのでしょうか…?
大切な家族や友人、親族に見守られ、2人で幸せになることを誓い合う結婚式。一生に一度のイベントに友人夫婦を招待したのに、ご祝儀が夫婦合わせて2万円しか入っていなかったらやりきれない気持ちになるでしょう。ましてや自分が相手の結婚式に参加した際には1人で3万円を包んだというのなら、なおさら悲しい気持ちになるかもしれません。 本記事では「夫婦でご祝儀2万円はマナー違反かどうか」「ご祝儀が少なかった場合の相手への対応方法」について解説します。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
ご祝儀が高いと思っている割合は?
式場探しサイトを運営する株式会社リクシィが20代~40代の男女に行った結婚式に関するSNS調査によると、20代の約64%が「3万円のご祝儀は高い」と回答しています。ご祝儀が高いと回答した人の声として以下のようなものが挙げられています。 ●結婚式が立て続けにあると出費が大変 ●世の中の物価、給与に合ってなさすぎる ●お祝いしたいだけなのになぜ社会的に3万円と決められているのかが分からない ご祝儀相場の3万円を渡すと仮定すると、結婚式が3回立て続けにあった場合は9万円、5回あった場合は15万円もの出費になります。20代の若者の場合は特に、まだ給料が少ないのに結婚式への出席で3万円を包まなければいけないことに不満を持つ人が多い理由が分かるでしょう。
夫婦で結婚式に招待された場合に渡すご祝儀はどのくらい?
結論からいうと、夫婦で結婚式に出席する際の「ご祝儀2万円」はマナー違反とみなされる可能性が高いでしょう。夫婦で結婚式に呼ばれた際の一般的なご祝儀相場は以下のとおりです。 図表1
株式会社リクルート ゼクシィ 結婚式に“夫婦で”出席! ご祝儀の金額&ご祝儀袋の書き方はどうする? 友人の結婚式に夫婦連名でご祝儀を包むなら5万円からが目安です。ご祝儀はゲストの気持ちの表れであり、金額についての決まりはありませんが、結婚式における1人当たりのゲストにかかる費用を想定し、新郎新婦の負担がかからないようにご祝儀を準備するのがベターとされています。 なお、ご祝儀金額のマナーとして、2万円や4万円といった割り切れる数は「割れる・別れる」という意味合いがあるため、避ける傾向にあります。本ケースの場合は夫婦で2万円が包まれていましたが、割り切れる金額のご祝儀としないよう配慮してほしかったという思いもあるでしょう。